カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆断食明けの食事メニュー

冬眠修行に耐えたご褒美に特大エビを食べた日の夜、

満足気に眠りにつくケビケビ。

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翌朝は揃って干し干しを始めてみたものの・・・

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早々に打ち切って水中でマッタリしてた。

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今シーズンは暖房を一切使用していないカメ部屋の室温は10~11℃前後。

周辺温度が低すぎて、保温球を点けているにもかかわらず

陸地の温度は20℃を下回り、水中の方が暖かい状態に。

特に保温球をバージョンアップしていないケビタの方は

このところめっきり甲羅干しをしなくなってしまった。

ケビタ用の大きい保温球も買ってあげなくちゃなぁ。

 

水温は徐々に上げていて23℃台。

でも、断食明けでまだまだ消化機能は落ちてるだろうから、

フードは少なめの量を一日おきにあげる事にしてる。

この日のケビタのゴハンはレプトミン11粒。

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ケビジは5粒。

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翌日はゴハン無し。

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夕方になって小腹を空かせたケビジがおねだりにやって来た。

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普段、夕方以降はあまりゴハンはあげないようにしてるんだけど、

お腹空いてるみたいなのでパンを半分こしてあげる事に。

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ケビタはいつものケビタに戻りつつある。

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ケビジは食べ終わるとすぐに干し干し開始。

「もう干してるの?」

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午後7時半。いつもなら消灯時間を過ぎてるけど、折角だから少し延長。

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午後8時半。キリが無いから保温球を消してみた。

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午後9時半。

「ゲゲッ!まだやってたの?」

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甲羅に触ってみたら、体が冷え切ってる。こりゃいかん!

強制的に「回れ右」させてダイブを促してみる。

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ダイブした。かなり渋々。

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因みにケビジはパンを半分食べてすぐにウンチしたけど、

フードをたくさん食べてるケビタは未だにお通じナシ。

お腹の中で大事大事に隠し持ってるらしきケビタなのだった。

 

◆久々のゴハン

冬眠修行を終えた日、フードに興味は示すものの結局食べずじまいだったケビジ。

ただ今、水温は20℃台。ケビケビ的にはまだちょっと肌寒いみたいで

冬眠モードから抜け切れずボーッとしてる感じ。

本当は26℃前後が適温だと思うけど、少しずつ上げて春の訪れを演出してるつもり。

翌日、一粒だけあげてみると、ケビタと全く同じで口に含んでモゴモゴモゴモゴ

噛み砕いて食い散らかしながら食べたような食べてないような。

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三度の飯より干し干し好きの本領発揮。

冬眠を断固拒否してご満悦で干し干しに興じる姿を見てると、

何だか全てがケビジの思惑通りに進んだような気がしてくる。

ケビタはまず間違い無く「冬眠しないっ子」だろうとは思ったけど、

今になって思えばダークホースはケビジだったわけよね。

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「ねーねー、聞こえてるんでしょ~?」

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一方のケビタは結構なハイペースであっという間に25粒ほど完食。

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で、やっぱりこうなる。でも、急にいっぱい食べたらお腹がビックリしちゃうから

ちょっとずつね。

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で、こうなる。

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ケビジは10粒ほど。

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翌日はゴハンはあげず、一日置いて翌々日。エビの入ったパッケージを見せてみたら、

わらわらと寄って来るケビケビ。

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特にこの方が興味津々。

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一ヶ月のゴハン抜きに耐えたご褒美に特大エビを進呈。

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この光景も久しぶり。

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ケビジちゃんにも特大エビを進呈。

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ケビタでさえ噛み砕いて食べていた大きなエビを一口で丸呑み。

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そして、食べ終わるとすぐに干し干し開始。

「もう干すの?」

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で、この方はこうなる。

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徐々に日常が戻りつつあるケビ家なのだった。

◆冬眠の顛末

二日連続で黄色っぽい排泄物を出した ケビジ。

その後、三日ほど様子を見たけど排泄物は出さなくなって、特に変わった様子も無い。

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それどころか、何だか分からないけど前よりアクティブになってるような~・・・

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まるで冬眠してるかのように動きが無いケビタを尻目にゴソゴソ動き回るケビジ。

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あんまり動き回られると心配だし、そろそろ冬眠用水槽に入ってもらおうかな?

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「ちょっと失礼!」

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「今日からここがケビジのお部屋だよ」

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「居心地、どう?」

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「今日はここでネンネしようね」

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「ネンネしな」

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「ネンネしなってば」

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翌朝、覗いてみると今まで見た事も無い黒いような緑のような物体を排泄していた。

「ギャーッ!やっぱりまだウンチがあったの~!?」

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大慌てでいつもの水槽に戻してヒーターで少しずつ水温を上げて様子見。

幸い変わった様子は無いけど、ネットで調べた限りでは

いつもと違う色の排泄物をする原因のひとつとして考えられるのは、

急激な温度や環境の変化があるらしくて、水温に急激な変化は無かったから

環境の激変が気にくわなかったケビジが全力で拒否の姿勢を示したのかも。

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ところで、一日早くぬくぬく生活に戻ったケビタに「ゴハン食べる?」と

フードの容器を見せてみると・・・

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食い付いてみたものの、ひたすらモグモグし続けて

途中でアゴが外れたのかと思うくらいアグアグしてたけど、

食い散らかした方が多くて殆どお口に入ってなかったような。

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ゴハン抜き生活の終盤、ケビジは干し干ししまくってたけど、

ケビタは半分冬眠生活みたいな感じだったんだよね~。

もしかして、ケビタを冬眠させた方が良かったのかも?

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そんなこんなでこの冬の一大行事「初冬眠チャレンジ」は幕を閉じたのであった。

 

 

◆まさかの自主冬眠!?

ゴハン抜き生活も一ヶ月を過ぎたケビケビ。

「こんな生活が一体いつまで続くのか!?」と不満をぶつけ合っているのか、

顔を突き合わせて何やら交信中。

 

「あら、何の内緒話デスカ?」

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寝る時も仲良く同じような体勢で。

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水温計を見てるだけだと実感が湧かないけど、

水温12℃台にもなると水換えの時に手がかじかむくらい冷たくて

「毎日こんな寒いところで頑張ってるんだなぁ・・・」と身に沁みる。

並べて置いてあるのに何故かケビタ水槽の水温はケビジ水槽より1℃低くて

もはや魂が抜けたようになってるケビタ。

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最近はめっきり自給自足もしなくなったけど、

それでもまだ何かお腹の中に何か隠し持ってるかもしれないから、

念のため今回ケビタは冬眠見送りでケビジだけプチ冬眠してもらう事に。

ケビジはいつ冬眠入りしても良いように冬眠用水槽も準備万端。

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一応、陸地は二段階設置して好みの水深を選べるようにしてみた。

あとはここに移ってもらうだけなんだけど、ここにきてチト気になる事が。

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4日前にケビジ水槽にフヤフヤと漂っていた黄色い物体。

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一見、剥がれた甲羅のようにも見えたけど、

スポイトで取ってみると軟らかい物体だった。

出来かけの卵っぽいような気もするけどそんなワケないだろうし。

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翌日も似たような感じの黄色っぽいような白っぽいようなものが漂っていたけど、

当のケビジは特段変わった様子も無く干し干しに励んでる。

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どっちにしろ今週末は寒波襲来で今日なんて19cmも雪が積もってたから、

2~3日様子を見る事にした。

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もしかして、胃の中にまだ未消化のものがあるのかなぁ?

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そして、今朝のケビケビ。やっぱり同じような体勢で寝てる。

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「ケビタ、おはよ~!起きた?」

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「えっ!?今、起きたばっかりなのにまた寝るの?」

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昨日から甲羅干しもしなくなって、ひたすら寝てばかり。

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・・・を見つめるケビジ。

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まさかまさかの自主的冬眠?

◆無言の要求

近頃は揃って朝から干しまくってるケビケビ。

干し過ぎるのもちょっと心配になってくるんだけど、

甲羅干しというのは体力は消耗しないものなのかしら?

動かずにジーッとしてるだけだから大丈夫なのかな~?

まぁ、ゴハンがもらえないから、寝るか干すかぐらいしかやる事も無いんだろうけど。

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この日は夕方になってケビジが干し干しを止めたので5日ぶりに水換え。

と言っても、食べてないからウンチも殆どしなくて水は全く汚れてないんだけど、

見た目通りに水質も綺麗かどうかは定かじゃないから念には念で。

水換えが終わって水槽に戻すと浮き島に手を掛けて何やら思案顔をしてたケビジさん。

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「あっ、緑のフサフサを戻すの忘れてた!ごめんごめん!」

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「あれ?違うの?」

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困り顔で目をシバシバさせてるケビジを見てはたと思い出した。

あっ、カルキ抜き入れるの忘れてた・・・・・・

カルキ抜きを入れる間、ちょっとだけケビタ水槽に入って待っててもらう事に。

 

束の間の同居。

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チラ見するケビタ。

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チャチャッと終わらせてケビジを回収。

モタモタしてたらケビジが飢えたケビタに食べられかねないしね。

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もうかれこれ一ヶ月近くゴハンを食べてなくて、体力も落ちてるせいか

この頃は見てて心配になるほど爆睡モードのケビケビ。

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最近、ふと気付いたんだけど、ゴハン抜き生活が始まって以来、

以前と比べて表情にある変化が出てきた気がする。

ケビジはそうでもないんだけど・・・

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明らかにケビタの目つきが悪くなってる。

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冬眠が終わったら元通りになりますように。

◆連れ干しデー

いつものように朝から干し干しに励むケビジ。

心なしかゴハン抜き生活にも少々こなれてきた感もある。

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全くこなれずのっしのっしと歩き回るケビタ。

いや、ある意味こなれてきてヒーター無しで冷たい水の中でも大丈夫になったのかも。

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昼からは延々と干し干し。

夜になってライトを切って照明を消してもお構いなしに干し続ける。

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翌朝はまた精力的に食べ物を漁る。

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そして、また夜まで干しまくり。

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このヤケ干し効果でペラペラと剥がれまくる甲羅達。

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まさかそこまで計算してるワケじゃないだろうけど、

これが剥がれたら間違いなく食べちゃうから

爆睡してるところを狙ってちょっとずつ剥いてみたら

途中で気付かれてプンスカプンスカ猛烈な勢いで怒られた。

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そして、いつもなら適当に途中で干し干しを止めて水中でお昼寝モードに入るケビジが

何故か昨日はこのヤケ干しにお付き合い。

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2カメ揃って仲良く夜遅くまで干し続けていた。

そして、今週はゴハン抜き生活もいよいよ佳境に入り、

初のプチ冬眠入りまであと1週間となったケビケビなのだった。

 

◆年末年始の過ごし方

去年の大みそかは早々に爆睡モードに入りそのまま年越ししたケビケビ。

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何事も無く一夜明けて元旦の朝。

「ケビジ、あけおめ」

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「ケビタ、あけおめ」

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相変わらず朝イチで干し干しし始めるケビジ。

最近はこうして水中に頭を突っ込んだまま寝てたりするんだけど・・・

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「い、生きてるよねっ!?」

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この冬のカメ部屋は暖房を使わず出来るだけ寒くしてるもんだから

陸地も20℃以下で寒いせいかさすがのケビジもあまり長くは干し干しせず、

水中でウトウトしてる事が多い。

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遅めに干し干しを始めるケビタは一旦干し始めると夜中まで延々とやってる。

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「い、生きてるよねっ!?」

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今朝も陸地のライトを点けると同時にケビジが上陸しようとしてたけど、

水は冷たいし、しばらく食べてないから力が入らないのか

何度も落っこちそうになって上陸するのも一苦労な感じだった。

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ケビタもスロープの下で固まってる。

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こんなに寒くてもあっちこっちペロペロと脱皮しかかってるケビジの甲羅。

そう言えば、ケビタのウンチの中にも剥がれた甲羅らしきものがたくさんあったっけ。

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ひょっとして、飢えたケビタがどうにかして自分で自分の甲羅を剥がして

食べたんじゃないかと思ってたんだけど。

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いや、ケビタならやりかねない。