前回、ケビジに敢え無く一蹴された産卵室。
試しにケビタにも見せてみることに。
ベランダに出るなり意外にも自ら積極的に産卵室に足を踏み入れたかと思ったら
なんと穴を掘り始めちゃった。
「エエッ？まさかこのまま産んじゃう気！？」
喜んだのも束の間。
何を思ったか、鹿沼土の塊に食らい付き口に含むや否や大慌てで出て来た。
自分の部屋（水槽）に持ち帰って食べようとしてる。
丸く固まった鹿沼土が、きなこをまぶしたきびだんごみたいで
食い意地の張ったケビタには美味しそうに見えたみたい。
結局、だんごじゃないと分かって水の中で「ペッペッ」してた。
これで今回の産卵室も使われないままお蔵入りまっしぐら決定・・・
でも、その前にもう一工夫して「プール付きサンルーム with 産卵室 2019」に改造。
売り文句は「甲羅干し中に急に産気づいても安心の産卵室併設！」
早速、ケビジに入居してもらった。
５秒で退室。
南向き日当たり良好サンルーム（プール・産卵室完備）空き物件ありマス。
断食が明けてフード５粒とおやつを食べて毎日干し干しに興じていたケビケビ。
あれから２週間経った頃、ケビジがパタリと干し干しをしなくなって、
水槽の中で一心不乱に泳ぐようになった。
「えっ、これってまさか・・・」
奇しくもその日は４月１日 。エイプリルフールの冗談かと思ったけど、
産卵付き添い歴も今年で早や４年目。
それが産卵の兆候である事はもはや疑いようがなかった。
「もうそんな季節になったのね。それにしても今年はまた一段と早いねぇ。」
なんて思いながら性懲りもなく急場しのぎで産卵室を作ってみた。
「さぁ、ケビジちゃん、今回の出来栄えはどうかしら？」
「ここでタマゴを産んで良いんだよ」
苦心の作も敢え無く一蹴され、結局その４日後に行きつけの公園で産みましたとさ。
産卵の時期が年々早まってる気がするのは気のせいかなぁ。
◆ワビ＆ガブ◆
【４／４】
ワビ・ガブ。
仲良く折り重なって干し干ししてた。
【４／６】
ガブ。
その背後からひょこっとワビ登場。
ガブのシッポを狙うワビ。いつもの仕返し？
睨めっこ中。
パンをあげてみたけど、食べ損ねてパンがどんどん遠ざかって途方に暮れるガブ。
ぶきっちょ加減は某ケビタと同じ。
パンをくわえて逃亡するワビ。
折角ゴハン抜き生活が終わったというのに、
去年と全く同じタイミングでフードを食べなくなったケビジ。
確か去年はヌマエビを投入しつつ水草をあげてみたらちょっと突っつき始めて、
それを契機にフードも食べ始めたんだったっけ。
そう言えばケビジはホテイ草が大好物なんだよなぁ・・・
ベランダで越冬したホテイ草が運よく枯れずにちょっとだけ残ってたから、
とりあえず一節採ってきて献上してみた。
「ほりゃ、ケビジちゃ～ん♡」
「食べていいんだよ」
「ありゃ、コレ、何だか忘れちゃった？」
「ケビジの大好きなホテイ草だよっ？」
翌朝になって見てみても、一口齧った跡があるだけのホテイ草がプ～カプカ。
こりゃまた去年と同じパターンになるかも・・・と心配したけど、
その後は何事も無かったようにフードを食べ始めた。ふぅ～・・・。
一方のケビタは相変わらずの食欲。
朝ゴハンとおやつをあげた後、部屋を立ち去ろうとすると全力で引き留めようとする。
何はともあれ通常運転に戻ったケビケビなのだった。
◆ワビ＆ガブ◆
【３／２０】
ガブ。
ワビ。
【３／２１】
ガブ。
【３／22】
ガブ（手前）とワビ（奥）。
網の間からニョキッと顔を出すガブ。
「何だキミはっ、可愛いなぁもう！」
右奥に密かにワビもいるよ。
３週間のゴハン抜き生活が終わって、３日前からフードを食べ始めたケビケビ。
と言ってもまずは今まで通りの朝夕のおやつに加えてフードを１日３粒だけ。
ともすると３粒くらい一口でペロリと平らげ
「まだなんも食べてないっすけど？」って顔でおかわりを要求するケビタ。
「本日の朝食は終了しましたよ」
そんな「超」が付くほど健康優良児のケビタはさておき、
心配なのは去年断食明けに拒食した経緯があるケビジ。
今回もまた、折角ゴハンが食べられるっていうのに
一昨日からフードを拒否するようになった。
おやつのパンやエビにも目もくれず、朝っぱらから干し干し。
「ゴハン食べてから干しなさいよ」
アンヨでネットにしがみ付いて抵抗。
無理やり引っぺがしてタライ食堂に連れて行ってみたら、パンに食い付いた。
と思ったけど、食べたのは一片だけ、しかもかなり渋々。
「へっ？もう食べないの？」
昼間は干しまくりながら何やらヒソヒソ話に花を咲かせてた２カメ。
夜になっても干し続けてたケビジ。
この後、エビとパンを食べてちょっとホッとしたのも束の間、
今朝はまた起床と共に干し干しし始め、今もまだやってる。
またしても断食が終わった途端、自主的に断食を始めてしまったケビジなのだった。
今年の冬は雪らしい雪も降らず、３月に入ってからは一段と春めいてきた今日この頃。
ケビケビはと言うと遅まきながらゴハン抜き生活に突入して早や１０日。
断食とは言ってもパンやらエビやらはチョイチョイ食べてるから
顔を見るなりおやつスポットにわらわらと集まってくる。
本来、プチ冬眠は内臓を休めることが目的だったんだけど、
こんな調子なので内臓への負担が減ってるかどうかは甚だ疑わしい。
今年はヒーターの電源は切らず設定水温の下限１５℃をキープしつつ
断食期間も去年よりちょっと短めにしようと思ってる。
というワケで前回に比べたらかなりハードルが下がったユルユル断食だから
もうしばらく我慢して頑張っていただきたいところ。
「ねっ、ケビジ」
「ねっ、ケビタ」
ケビジは水温が低くなってからもお腹を壊すでもなく順調にきてたけど
昨日ちょっと下痢気味になったもんで、少し水温を上げて様子を見ることに。
何せ去年は断食明けにゴハンを食べなくなってハラハラさせられたからなぁ。
一方、どうやら胃腸の働きが活発じゃなくて便秘しがちなケビタは
水温が低いせいなのか久しくウンチをしていない。
でも、水温を上げればゴハンの催促も激しくなるし・・・
まぁ、これだけ朝から晩まで死んだように干し寝してれば
そこそこ消化できてるとは思うんだけど、
何より楽しみなゴハンが出てこなくて心が折れそうになってるっぽい。
さて、いつまでネバれるかな？
◆ワビ＆ガブ◆
【２／２６】
ワビ。
ガブも今年初お出まし！
【２／２７】
ワビ。
ワビ・ガブ、無事越冬おめでとう！
世の中の水棲カメさん達が命懸けで冬眠しつつ春を待っているであろう今日この頃。
そんな過酷な外暮らしのカメさん達とは全然レベルが違うけど、
それなりに寒さと空腹に耐えつつ暮らしてるケビケビ。
現在の水温はヒーターの下限ギリギリの１５℃。
ケビジはもうゴハンが出ないと分かるや否や
「おぉ、寒っ！」とばかりに一目散に浮き島に上がって干し干しし始める。
もういつ断食をスタートしてもいい頃合いではあるけど、
ここ2ヶ月ほどゴハンの量を減らしてるから十分な栄養が摂れてるかチト心配。
でも、あんまり食べてないわりに足周りには立派なハミ肉が。
これだけ脂肪が付いてればまぁ大丈夫かな。
「あ、引っ込んだ！」
一方、諦めの悪いケビタは「ガン！ガン！ガン！」と水槽のガラス面に
激しく甲羅をぶつけて必死におかわりをアピールしてくる。
「でも、せっかくケビジが干し干ししてるから
ケビタだけに何かあげるワケにもいかないし～・・・」なんて思ってたら、
水槽の片隅に一片のアンチョビが。
「ははぁ、前の日にあげたのが流されたな。まっ、ちょうどいいや。」
「はい、コレ食べて我慢してなさいね」と取ってあげたらケビタのオデコにペタリ！
「オデコ！オデコ！」
アンチョビを食べた後もしばらくネバっていたケビタ。
その後、ようやく諦めて干し干しを始めてたその顔を覗き込むと、
目の下にはクマができたみたいにやつれて見え、
「この世の終わり」みたいな雰囲気が満ち溢れた表情のケビタなのだった。
◆ワビ＆ガブ◆
【２／１７】
この日も昼間は出てきてて干し干ししてたワビちゃん。
翌日からはまた姿が見えなくなった。
ガブちゃん共々、イイコして冬眠してるかな？
