カメさんは甲羅を背負っているので、浮き島に登るのは骨が折れる作業のようで、
登り損ねて仰向けにひっくり返っちゃう事があって、
バッシャンという音と共に水しぶきがあがります。
人間ならお腹に板をくっ付けてプールから上がるようなもんだもんね。
ケビタとケビジ、どっちかが先に甲羅干ししていると
後から登る方は余計に登りづらいようで、
何度も失敗してバッシャンとひっくり返り、
またトライしてはバッシャンとひっくり返り…
その内、どこかに後頭部をぶつけて脳震盪を起こすんじゃないかと。
見ていられず手を貸してしまう事があります。
すると「あれッ?今、何で登れたんだ?」と
しばし不思議そうに思案顔をして、その後の行動パターンは2つに1つ。
①「やっぱ、止~めた!」と水中に飛び込む。
②何事も無かったかのように素知らぬ顔で陣地取りを始める。
どちらにしてもやっぱりカメって面白い生き物です。