最近は食事制限しているので、毎日数回ケビケビの体重を測って
エサの量を調整しています。
その甲斐あってか、徐々に増減が安定してきてこの1週間はほぼキープ。
ただ、測定する時は暴れてなかなか測れず、
仰向けにひっくり返して測ったりもするので
すっかり「嫌なコト」と認識してしまったみたいで、
体重計を横目でチラッと見ただけでクルッと方向転換して逃げるようになりました。
そこで、ある事を実践してみたところ、大人しく測らせてくれました。
水槽から出す時には、ケビジの場合は四肢を引っ込めて
「私は石です」という顔をします。
四肢を甲羅の中にひっこめて肺が圧迫されるせいか、
鼻から水がピュ~ッと飛び出します。
「石」になってるので、体重を測って水槽に戻しても泳がず
そのままスーッと沈んで水槽の底にゴトンと着地。
対照的にケビタはこれでもか!というくらいジタバタして大暴れ。
ケーブルや棒にしがみついたりして何とか難を逃れようとします。
逃れられはしないんですけど。
「でも、そこまで嫌がるのに無理に測るのはかわいそうだなぁ」
ふと、先日見た『仕事ハッケン伝』のイルカトレーナーの回を思い出しました。
犬の躾だと上下関係を明確にしなきゃいけないけど、
イルカとトレーナーの場合は、対等の立場で指示通り動いてくれるよう
信頼関係を構築しなければならない。
「命令してはダメ」「見くびられてもダメ」「嫌がる事はしない」
イルカとカメでは勝手が違うけど、そこは同じ生き物。
何はともあれ実践してみました。
無理に捕まえず自分から近づいてくるタイミングを待って
驚かせないよう声を掛けてゆっくり持ち上げて、後はなるべく手早く測定。
これが功を奏したのか 、今日はお行儀良く四肢を引っ込めて
体重測定にはベストな体勢で大人しく測らせてくれました。
毎回上手くいくかどうかは分からないけど、
人間同士も同じだけど、動物との信頼関係を築く上でも
「嫌がる事はしない」は基本なんですね。
「じゃあ、もっとエビちょーだい!」