カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆カメの学習能力

知らない人が水槽を覗きこむと、ケビ達は大慌てで隠れてしまいます。
でも、家族が近寄っても逃げません。家族の顔は認識しているようです。
カメさんにはどの程度の記憶力があるのでしょう?


大好きな川エビが入った容器は、3種類全て記憶していて
チラッと見ただけでも大騒ぎになります。
普通のエサとは明らかにテンションが異なるので、
中身の違いも分かっているようです。

ある日、ケビ父が浮き島の上にエビを置きました。
匂いで察知しウロウロ探し回り、何とか探し当てて食べていました。
次の日、ケビ母が浮き島の上には置かず普通にエビをあげました。

食べ終わった後、背伸びして浮き島の上をキョロキョロ見まわし…
「昨日はここにエビがあった」と学習してエビを探していたようです。

先日、ケビタがエビを取ろうとして浮き島の穴にハマってしまい
慌てて救出しましたが、その後はエビが見えていても
決して浮き島に乗ろうとしませんでした。
本能的に危機を察知したのか、あるいはもっと直接的に
「見動きが取れず不自由」と感じただけなのかは分かりませんが、
いずれにしても、一度体験した「あまり心地よくない状態」を記憶して、
「その場所に近づかない」事で同じ状況に陥るのを回避したようなのです。

人間みたいに「これは危ないからやっちゃダメ」と
カメ界の両親に教わったわけでもないだろうに…。
厳しい自然界で生き残るために備わっている能力なんでしょうね。
恐るべし、生き物の能力

「エビちょーだーーーーーい!」

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