一昨日の夜、ケビタ水槽から妙な音が聞こえてきた。
お湯が沸騰する時みたいな「シュ~」「ポコポコ」という音。
耳を澄ますと、どうやら水中ヒーターから聞こえてくる。
水温を確認しようと水中に手を突っ込んだら、
「バシャバシャッ!」と水しぶきを上げ
ケビタが私の手を目掛けて襲いかかってきた。
「ギャ~ッ!何すんのー!」
アンタ・・・鼻ちょうちんを付けて爆睡してたはずでしょ、まったくもう。
気を取り直してヒーターを繁々眺めてみると、
右半分からは温水がユラユラと蜃気楼のような軌道を描いているけど、
左半分からは何も出ていない。
これ・・・ヤバイやつだ。
「無いよりはマシ」と、急遽以前使っていた小さいヒーターを設置し、
暖房で部屋ごと暖めてみた。
すると今度はケビジがガサゴソ起きてきた。
陸地が暖まったのを敏感に察知したらしく、夜中なのに甲羅干しを始めて、
よほど快適なのか止める気配が無い。
ケビタ水槽の水温の様子を見に起きる度に覗いて見ると、
ケビジが暗闇で延々と干し干ししていた。
深夜12時前。
2時半。
6時。キミ、もしかして一晩中干し干ししてたんじゃ?
昨日、ヒーターを買いに走って一件落着。
今回は、温度可変タイプにしてみた。ケビタはサーモスタットに興味津津、
水中に設置したヒーターやセンサーも、早速ガジガジ洗礼を受けていた。
今回の事があったので、珍しくヒーターの取扱説明書に目を通すと
「ヒーターは消耗品、シーズン毎に買い替えを」と書いてある。
あ、そうなんだぁ・・・。でも、1シーズンは短過ぎなんじゃ?
そこまで寿命の短い消耗品なら、もうちっとは安くして欲しいなぁ。