朝、6時半頃に起きるとケビジが既に甲羅干しを始めていたりする。
「ケビジちゃん、もう干し干ししてるの?」
「おはよ~」
「お、おそよ~。ゴハン食べないの?」
以前はゴハンの容器を見ると慌てて下りて来てたのに、
最近は知らん顔だし、後であげても食べ残しが増えてきた。
「無きゃ無いで良いよ」って顔にも見える。
水中ヒーターや保温球や暖房でぬくぬくしていても、
季節の変化を敏感に肌で感じているのかもしれない。
先日、島から下りた頃を見計らってケビジにゴハンをあげてたら、
居眠りしてたケビタに勘付かれてしまった。
ヤバイ・・・怖い顔でのっしのっしと泳いでくる。
「さ、さっき食べたじゃん・・・」
ケビタは妙に勘が鋭いところがあって、
季節の変化よりもゴハンの気配を敏感に察知してしまうのだった。