このところ妙に甲羅をゴリゴリ掻いているケビジ。
せっせと甲羅干ししているせいか皮膚も激しく脱皮しているみたいで、
剥がれた薄皮が雪のように舞ってる事もある。
待合室では暴れて引っくり返っていたり。
いつもなら自力ですぐに起き上がるのに、何故か救助の手を待っていたり。
食欲はあるのに妙にエサの食い散らかしが多かったり。
何か変。ん?この感じってもしかして・・・・・・
「卵、作ったんじゃないの!?」
そして、またまたマンションの中庭へ。
ホリ場を求めて徘徊中のケビジ。な、なんかカッコイイね。
この日は何度連れ戻しても何故だか車道へ出ようとして、危ないったらありゃしない。
1時間ほど徘徊したけど、本格的なホリホリには至らず午前の部が終了。
午後の部に突入し、またまた徘徊しながら1時間弱経過。
「今日はもうホリホリしないかもな~」と思いつつ後を付いて歩いていたら、
突然ケビジがクルリと方向転換して、こっちへ突進して来た。
「どうしたの~?」と、その場でしゃがみこむと、
迷わず脚の下に潜り込んで来てホリホリ開始。
前に産卵した植え込みと違って、学校の校庭のようなカチカチに硬い土壌なのに、
連日の雨で掘りやすくなっている事をその嗅覚で察知していたのか、
40分ほどホリホリして立派な穴が掘れた。
そして、静かにその時を待っていると・・・
今回は6個コロリン。作業の過酷さを物語るように前肢は土にめり込み、
脇(?)の辺りが甲羅に擦れて痛々しい事になっていた。
穴埋め作業を見守っていると、いつもの土踏みダンスから徐々にロボット歩きに変化、
妙チクリンな歩き方のまま少しずつその場を離れようとするケビジ。
「どこ行くの~?そっちはお家じゃないよ~!」
そして、お風呂で打ち上げ♪
こうして仲良く2回ずつ産卵を終えたケビケビ。
ケビジが我が物顔でお外を徘徊してると、通りがかりの男児がやって来て
しばし見物して嬉しそうに帰って行った。
マンションの中庭という場所柄、毎回必ずギャラリーが現れるんだけど、
みんな「可愛い」と言って喜んでくれる。
カメを見て笑顔になる人を見て、すっかりご満悦のケビ母なのだった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ おまけ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
昨日行ったペットショップで見掛けたカメちゃん達。
仁王立ちするイシガメ。隣の水槽のライトに当たろうとしてる?
その肢をスンスンして怒られていた同室のイシガメ。
隣に住むチビアカミミ達。
4カメ折り重なってたけど、一番下の子、大丈夫かいな。