カメさんは意外と記憶力の良い生き物だと思うけど、
こと食べ物に関しては、その記憶力が余すところなく発揮される。
午後6時半、夕方のおやつを食べ終わったケビケビ。
「今日はもうなんも出ないや」と分かってるみたいで、
まだライトは点いてるのに早々と寝る態勢に入ってる。
夜が明けて待望の朝ゴハンをペロリと平らげると、食後のパンの要求が始まり・・・
パンが出てくるまで「チョーダイ!」攻撃が延々と続く。
「いいかげん干し干ししなよ~」
目ヂカラ、凄すぎ。
「そろそろ朝のおやつ、ナシにしようと思うんだけど」
で、結局いつもこっちが根負け。
パンをあげて部屋から出て、後で様子を見に戻ってみると、
ノリノリの干し干しタイムが始まってる。
「あら~、ケビタちゃんまで」
一切れのパンと引き換えに訪れる平和なひと時。
このちっちゃな頭のどこに記憶装置が入ってるのかしらねぇ?
ケビケビの食生活は、毎日ほぼ同じ時間、同じ量、同じメニューのはずなのに、
何故か3日前の体重測定では、ケビタ1351g、ケビジ1136gの
過去最重量をマーク!「じゃあ、食事制限を・・・」と思っても、
1日の食事メニューを完璧に記憶しているケビケビのブーイングを鎮めるのは
容易な事ではないのであった。