その日はまたまた突然やって来た。
昨シーズンは6回、今年はすでに4回も産卵してるケビジちゃん。
場数を踏んでくると産卵直前でも目立った兆候が無くなってくるものなのか、
ゴハンも普通に食べるし、さほど暴れたりもせず、干し干しもしたりしなかったり。
だけど、妙に落ち着きが無くてな~んとなくいつもと雰囲気が違うから
タマゴが出来てる事は察しが付く。
まずはこのところ産卵率の高い1丁目の公園へ行ってみた。
ところが、いつもならここは殆ど人がいなくて落ち着いた雰囲気なのに、
この日は「カーン!カーン!」と聞き慣れない音と共に大勢の高齢者が・・・
そう、この日は運悪くゲートボールの練習が行われていたのだった。
邪魔にならないよう奥の方の植え込み周辺でホリ場を探してみたものの
いつもと様子が違うせいかケビジもどうも落ち着かない。
よく見ればこんな奥の狭いところにまでゲート(?)が置かれていて、
ゲートボール民達が続々と移動してくるじゃあ~りませんか!
彼らにとっても我々はお邪魔なようなので場所を変えて3丁目の公園へ。
でも、最近はここでの産卵率は低いから期待薄。
思った通りウロウロするばかりでホリホリしそうな気配は無く、
何かを訴えるようにこっちに向かって突進してくるケビジ。
またまた場所を変えて今度は一番馴染みのある2丁目の公園へ。
しばらくウロウロした後、やっとこさホリホリが始まった!
ヨシヨシ、あとはタマゴが出て来るのを待つばかり・・・と思っていたら
穴の完成と同時に気が変わったみたいでその場を去ってしまった。
意気消沈して一旦帰宅。午後の部でもう一度1丁目の公園へ。
ところが、この日はとことんツイてなくて、ゲートボールは終わっていたけど、
今度は伐採作業が始まっていた。
「ヤバいなぁ、あの樹が終わったら今度はこっちに来そう・・・」
場所を移動したみたものの、けたたましいチェーンソーの音にビビるケビジ。
慌てて駆け寄ってきて私の足元に隠れて恐る恐る作業を見つめてる。
結局、またまた2丁目の公園へ。
度重なる移動で疲れたのか、まったくやる気の無い感じで
ちょっと歩いてはジーッと置き物になってみたりで、
「今日はもう無理かもなぁ」と思った矢先・・・
ホリホリしてるじゃーん!
時間も時間だったから徐々に子供達が集まり始め
またしても大勢のギャラリーに囲まれながらの産卵となった。
2回目の鑑賞という常連さんもいたりして
「がんばれー!がんばれー!」と声援を受けつつ
前回と同じく6個のタマゴを産卵。
体重測定後、引っくり返って起き上がらないケビジ。
「またまた甘えちゃってもう~」と思ったけど、
産卵でエネルギーを使い過ぎて起き上がる気力が無かったのかもしれないね。
ケビジちゃん、お疲れさま!今回もよくがんばったね!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ワビ助 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
昨日のワビ助。
嬉しい顔。
焦ってる顔。
「まったくもう、あんなとこにパン置いちゃって~」の顔。