カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆愛亀に手を噛まれるの巻

それは1週間前の夕方。

ケビタが水温系のセンサーを固定するキスゴムを外してしまい

水底に沈んだキスゴムを回収すべくスポイトで手繰り寄せようとしていた時、

フィルターの水流でフワフワと漂うキスゴムにすっかり気を取られていたら

突然、左手の小指に激痛が!!慌てて小指を見ると、

まるでスッポンの如く食い付いたケビタが指にぶら下がっていた。

 

「ギャーッ!!痛-----い!!!」

 

気が動転してて記憶が定かじゃないんだけど、

咄嗟に手を水中に沈めつつブンブン振り払って

どうにかスッポン・・・じゃなくてケビタの噛み付きから逃れて

兎にも角にも流水殺菌してエタノールで消毒した後、患部を押さえて止血。

まぁ痛いのなんのって、肉片もがれたかと思った~。

 

だけど、ケビタは豪快そうなイメージとは裏腹に元来臆病な性格で、

ウチの子になって約9年の間に攻撃的に指を噛んだことは一度も無い。

ただ、お腹が空くと目の前のものが全て食べ物に見えてしまうみたいで、

何でも齧ってしまう困った癖が。

スポイトをガジガジされて掃除を妨害されるなんてことは日常茶飯事。

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食えないよ。

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噛み付き事件の2日前にもヒーターのセンサー部分のケビタガードが外されて

ゴムの被膜も剥がされてセンサーが剥きだしになってたことも。

元々少し齧られてたけど2/3くらい残ってたはずの被膜は

跡形もなく消えてしまってて、どうやら誤食してしまったらしい。

心配になってカメの異物誤食についてネットで調べていたら

「腸で詰まる恐れがあるのでフードは控えめに」とあったので

フードの量をいつもより若干少なめにしてた。そんなこともあって

ただでさえ腹っぺらしのケビタにとっては耐え難いほど空腹だったのだと思う。

後になって思ったことだけど、あの直前に甲羅をガラス面に激しくぶつけて

「なんかくれー!なんかくれー!」って猛アピールしてたもんなぁ。

 

翌日からフードとおやつの量を少し増やしたら

すっかり落ち着いて朝から干し干しをするようになったケビタ(右)。

食へのこだわりが薄いケビジ(左)は毎朝ガンガン自主干しに励んでる。

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9年もお世話しててすっかり分かってるつもりになってたけど、

フードの適量を見極めるって難しいな~。まだまだ修業が足りませぬ。

 

「この度は申し訳ないことをしました <(*_ _)>」

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こうして自らの体を張ってフードとおやつの増量を勝ち取ったケビタであった。

噛まれた指もやっと傷口が塞がってきたし、

あとは被膜のゴムが早く出て来てくれることを祈るのみ!

 

余談だけど、水換えに備えて傷口を早く塞ぎたくて

「傷が早く治る絆創膏」みたいなものを買ってみたんだけど、

注意書きをよく読んだら「動物に噛まれた傷」は対象外だって。

「そういうのは普通の擦り傷とかじゃないとダメなんじゃない?」っていう母の忠告、

聞いときゃよかった~。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆カメズへのお年玉

今年のお正月もお節を食べさせてもらえなかったケビケビ。

去年はケビタのみならずケビジ水槽でもチラホラ尿酸を見掛けるようになって、

しばらくおやつのエビやアンチョビはセーブしてたんだけど、

ケビタからの激しいアピールを受けて特大エビを少しあげることに。

何となくお正月っぽいしお年玉ってことで。

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早速、お年玉を発見したケビジ。

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「んっ、どした?」

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「食べて良いよ」

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こちらはケビタ。猪突猛進で指を目掛けて襲い掛かってくるもんだから、

コーフンし過ぎてお年玉が目に入らず。

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そのまま上陸。あ~あ、お腹でプレスされちゃった。

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のしエビになっちゃった。

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今年も元気でいてくれますように!!

◆季節感の違い過ぎるカメ達

お外で暮らすカメさん達が仮死状態で寒さに耐えながら

命懸けで越冬しようとしているであろう今日この頃。

暖房と保温球と水中ヒーターでぬくぬく生活をしてるケビケビ。

なのに、このところの寒さゆえか何となく食欲が落ち気味なケビジちゃん。

ゴハンの時間になっても陸地で自主干ししたまま降りてこないことも。

 

「おーい、ゴハン食べないの~?」

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こちらは年中無休で食欲全開、全く季節感の無いケビタ。

「キミはもう食べたでしょ」

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食べ残してる緑色のは元々あまり好きじゃないレプトミンというフード。

大好きな赤いの(エビ含有率の高いレプトミンスーパー)を先に食べてしまい、

おかわりをご所望のケビジ。

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「今日の分はもう全部食べちゃったじゃん」

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そして、ケビジが水槽に戻った後、食い散らかした後片付けはケビタの担当。

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狭いタライ食堂の中を器用にグールグル回りながら

小さな欠片も残さず食べてくれるから大助かり。

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また別の日もやっぱりフードを持て余し気味のケビジ。

食べ残したフードが頭の上に乗っかっちゃってちょんまげ状態に。

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その様子を覗き見しようとしてケーブルを押しのけてるケビタ。

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この日も大活躍のお片付け部隊は残業をご希望のご様子。

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因みに、食欲が落ちてフードは残しがちのケビジだけど、

決しておやつのパンを断ることは無い。

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「パンは別腹」

        ケビジ






 

◆ケビケビ・カレンダー2021

毎年この時期になると「来年こそは早めの制作を・・・」と心に誓うものの、

ふたを開けてみたらやっぱり師走に突入してしまい

あたふたしながらもやっとこさ来年のケビケビ・カレンダーが完成~!

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ご所望の方がおられましたら、いつものようにブログのサイドバー下部の

メールフォームから「お名前」「メールアドレス」「カレンダー希望」を明記の上、

ご連絡頂ければ実費にて発送させて頂きます。

(昨年以前にご注文履歴があり当方のメールアドレスをご存じの方は

直接メール送付頂いても大丈夫です)

 

タイプ:卓上カレンダー
サイズ:ハガキサイズ
価格:1部500円(消費税込み)
送料:150円

 

以上、取り急ぎカレンダー完成の告知でした~!

 

◆鼻先に間引き菜

まだ日差しに力強さがあった10月、ベランダ干しに勤しむケビケビ。

と言ってもケビジは相変わらずソッコーで帰って来てしまうけど。

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こちらはいつまで経っても帰って来ないケビタ。

干からびてやしないか気になって見に行くと、

さすがにちょっと暑過ぎたのか日陰に避難してクールダウンしていた。

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「そんな事するくらいなら帰りなさいよ」

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落下防止柵は設置しているものの、カラスの襲来も心配なので、

仕事の合間に時々ベランダに目をやって安全確認するんだけど、

ある時、ケビタの姿が視界から忽然と消えてる事があった。

気になって見に行くと、普段は滅多に行かない一番奥の方まで行って

ビシッとポーズを決めて干し干しを続行していた。

どうやら時間の経過と共に移動する日差しを追いかけて行ったっぽい。

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かと言って、強制帰宅させると怒って嫌ションしちゃうし、

どうにか穏便に帰宅させる方法は無いかと思案していたところに

目に付いたのがこのケビケビ農園。

成長するにつれギチギチに密集してきてるし、そろそろ少し間引かなきゃ。

その抜いた間引き菜を使ってケビタを誘導してみる事に。

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馬にニンジン、ケビタに間引き菜。鼻先でチラチラさせてみると・・・

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見事に食い付いた。でも、水槽に戻る前にアンヨだけ洗わせてもらいます。

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以来、すっかり味を占めたようで、農園のお手入れをしていると

いち早く気配を察知してスーッと吸い寄せられて来るように。

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抜群の吸引力を発揮する間引き菜。

ここぞとばかりに俊足で追いかけて来てあっという間にゲットしてしまう。

カメは本当は足が速いと実感する瞬間でもある。

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ゲットしたらそそくさと逃走。

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さてさて、11月とは思えないほど暖かくて何となく暖冬の雰囲気だったのが、

ここ数日でこの時季らしい寒さになってきたケビケビ地方。

ベランダ干し、今年はあと何回くらいできるかな?

何せもうすぐ12月。・・・師走・・・・・・師走!?

ケビケビ・カレンダー作らなきゃ~っ!

 

◆カメ格豹変

このところ朝晩は冷え込むけど昼間は暑くて1日の気温差が激し過ぎるせいか、

(←加齢のせいとは間違っても言わない)目眩と吐き気でダウンしてしまった。

ケビケビのゴハンと水換えだけはどうにかやってたけど、

早朝バイトも在宅バイトも全て休んで三日三晩寝込んでて

1週間ほど掛かってようやく動けるようになった。

山のように溜まった仕事を片付けつつ、合間に病院通い、

そのまた合間に以前から買い替えておいたパソコンのデータ移行作業等に追われ、

そんなワケでブログもすっかり滞ってしまい、久々の更新でございます。

 

さて、今回はいつもマイペースなケビジの意外な一面をご紹介致したく・・・

 

ある晩、消灯後に様子を見に行ってみたら、寝込んでたケビジがふと目を覚まして

何やらケビタに因縁を付け始めた。

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何やら凄い形相でケビタに食って掛かるケビジ。

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何やらカメ相も変わってるような・・・。

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 明らかにいつもとは異なるガラの悪いケビジちゃん。

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コレ、ケビジに限ったことじゃなくて、ケビタなんかも寝静まってる時に起こすと

凄い勢いでケビ母の手を目掛けて食いつこうとすることがある。

普段は食べ物と間違って食いつこうとする事はあっても

決してむやみに噛みついたりしないのに、

何故か夜中に起こされた時だけはカメ格が変わってしまうケビケビなのだった。