カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆連日の珍行動のワケは・・・

それは前回ケビタが産卵してから約10日経った頃だった。

相変わらず熱心に干し干ししてるケビタとめっきり干し姿を見掛けなくなったケビジ。

ケビジは今年はもう産まないのかもしれないし、ケビタもまだ次のタマゴには早い。

「あぁ、平和だ・・・」と思いつつ仕事の合間にケビケビの様子を見に行くと、

ケビジ水槽で干し干しするケビタの姿が・・・

 

「え゛?」

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「お隣りさん、遊びに来てるの?」

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翌日、再びケビジ水槽に来ていたケビタ。

でも、水中にまで入って来られると流石にケビジもちょっと迷惑顔。

ケビタの方はビビって小っちゃくなってる。なら行かなきゃいいのに。

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連日ケビジ宅に侵入してた理由は、どうやらまたタマゴだったみたい。

予定日にはまだだいぶ早いから気を抜いてた~!

そんなワケで雨が止むのを待って翌日いつもの公園へ。

ケビジと同じく、大好きな水たまりに吸い寄せられてる図。

 

「また変なモノ拾って食べようとしてるんじゃないでしょうね?」

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土が湿ってたせいか午前の部ではホリホリに至らず、午後の部で無事産卵。

今回は6個。

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そして、今日もまたいそいそと干し干しに励むケビタなのだった。

 

◆タマゴ製造マシーン

ついこの前まで朝晩が肌寒くて暖房を使ってたような気がするけど、

やっと過ごしやすい季節の到来かと思った途端、異例の早さでの入梅

かと思ったらここ数日は半袖でも暑いくらいの陽気で

もう最近の気候はワケワカンナイ・・・今年もまた春物の出番は無さそうだな~。

まぁいっか、衣替えもしてないし。

さて、オールシーズンの甲羅を纏って衣替えの必要が無いケビケビは

この日も仲良く干し干しに勤しみ、着々と次のタマゴの製造に取り掛かってる模様。

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そして、一足先にタマゴが出来たっぽいケビタが「公園行くぞー!」と暴れ始め

水槽から出ようとしては「ドンガラガッシャーン!」と転がり落ちて

水中に「ジャボーン!」を繰り返していたけれど、外はあいにくの雨。

翌日、天気の回復を待ってようやく念願の公園にやって来た。

今回、ケビタが選んだのは、生垣が途切れて道路から丸見えのこの場所。

 

「またそんなややこしいとこで・・・」

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でもまぁ、何とか無事に産卵出来て、埋め埋めに突入。

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「もうお昼だしお腹空いたから帰ろう」

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お互い空腹に耐え、今回ケビタが産んだタマゴは5個。

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その日の午後、今度はケビジの番。まだちょっと早かったのかこの日は産卵に至らず。

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翌日は雨に阻まれて、2日後。

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ケビジも今回は5個。

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そしてまた次のタマゴの製造に取り掛かるケビケビ。

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「あの~・・・」

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「え~っと・・・」

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この時季、タマゴ製造機と化してしまうケビケビに「もう止めて」と言ってみても

カメの耳に念仏だよね。

 

約2週間後。またケビタの番。

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今度は6個。

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その2日後、ケビジの番。またまた雨に阻まれ持ち越しで翌日やって来た

雨上がりの公園で大好きな水たまりに突入して遊びモードになってるケビジ。

 

「もしもし、何しに来たんだっけ?」

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広い園内をぐるりと1周して選んだのは前回と全く同じ場所。

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ケビジも6個。

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産卵のタイミングもほぼ同じ。産むタマゴの数もピッタリ同じ。

どこまでも付き合いの良いケビケビなのだった。
 

◆束の間の休息

今季初の抱卵時には珍しく食欲が落ちて、生まれて初めて食べ物を目の前にして

食い付かない姿を披露して我々をザワつかせたケビタ。

無事に今年の初産卵を終えた今ではすっかり元通りに。

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以前は排便頻度にムラがあって大きさも極端にデカいウンチをしてたけど、

野菜をたくさんあげるようになってからは随分状態が良くなってきた。

でも、いつもコマツナやニンジン、リンゴとかばっかりでワンパターンだから

新たに今話題の台湾産パイナップルをあげてみることに。

私個人としては、パイナップルは給食の酢豚のトラウマで苦手だったから

買ってまで食べることはまず無かったけど、台湾産は芯まで食べられるし、

独特のピリピリするようなえぐみも無いからすっかりハマってしまった。

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ケビジにあげるとケビタが覗き見、ケビタにあげるとケビジが覗き見。

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食べたら干し干し。近頃はケビタも妙に熱心に干し干ししてて

この日は浮き島の固定バーの下に頭を突っ込んだままピクリともせず固まってた。

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「もしもしカメさん、やってんの?」

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いや、タマゴ作ってるんでしょ。聞かなくても分かるし。

前回、仲良く同じ日に産卵して、また仲良く揃って干し干し。

これは絶賛タマゴ製造中に違いないもん。

 

「で、ケビタは水中に顔を浸けて何してる?」

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鼻ちょうちんを付けて何やら考え込んでた。

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「今度はタマゴ何個作ろっかな?」とでも思ってるのかも。

そして、また仲良くタマゴが出来たみたいで一昨日辺りから暴れ始めてて

ひとまずケビタを公園に連れて行ってみたものの

中国地方は記録的に早い梅雨入りでここ数日は雨が降ったり止んだりだから

砂地はどこも湿っていて本日は産卵ならず。

明日は産卵日和になりますように!

 

◆怒涛の産卵ラッシュ

春の天変地異でケビタがゴハンを食べなくなってしまい、

どうやら今季初の抱卵が原因っぽいことが分かって産卵のための公園通いが始まった。

ケビケビがいつも産卵に来る公園は、以前は週末でもあまり人がいなかったのに、

最近はコロナ自粛の影響なのか遊びに来る子供が多くなったので

週末は落ち着いてホリホリが出来なくなってしまった。

やっと月曜日になって公園を広々使えるようになったというのに、

ケビジと同じく何故だか木の根元が大好きなケビタときたら

こんなややこしい場所ばかり選ぶもんだから、

ホリホリしても太い根っこに阻まれてなかなか産卵まで至らず。

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掘っては止め、また掘っては止め、新たに厳選した場所もこんなとこだったり。

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最早エンドレスで時間ばかりが過ぎていく。埒が明かないから一旦帰宅。

温浴しながら放心するケビタ。

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この日、2度目のチャレンジ。より良い場所を求めて歩き回るケビタ。

障害物のフェンスもなんのそので下を潜ろうとするものの、

それを阻むリクガメチックな真ん丸フォルム。自分の厚みってものが分かっていない。

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無理だってば。

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ところが、粘ってるうちに隙間が広いところに行き着いたみたいで、

スルリと潜り抜けてしまった。このちょっとやそっとでは諦めない姿勢は見習いたい。

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色んな場所で何度もホリホリしてもう少しのところまでいくものの、

この日も産卵には至らず。そして、翌日もウロウロし過ぎて迷走状態のケビタを

「もうココでいいじゃん」って放り出したら、思いのほか素直にホリホリし始めた。

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こうして無事産卵を終えたケビタを連れて帰り、大急ぎでゴハンを食べさせた後、

選手交代でケビジを連れて公園へ。2~3日前から産卵したくて暴れてたけど、

順番待ちで待たされてたケビジはソッコーでホリホリ開始。そのまま産卵完了。

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ケビタは6個。

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ケビジは4個。

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そんなこんなで揃って無事産卵完了でしばらくは安泰そうなケビケビなのだった。

どうでもいいけどダブルヘッダーはキツイっす。

 

◆春の天変地異

この頃やっと日光浴日和の気候になってきたもんで、お昼過ぎから陽が陰って

強制帰宅させられるまで延々とベランダで干し干ししてるケビタ。

10分と経たない内に帰ってきちゃうケビジを尻目に、

干し過ぎて粉を吹いたようにお顔がマッチロになっても帰ろうとしないから、

最終的にはベランダのケビケビ農園から野菜の葉っぱを採ってきて

鼻先でチラつかせて部屋の中に誘導するのが帰宅させる時の常套手段なんだけど、

この日はどうも様子が違ってたみたいで・・・

 

 

「ケビタ~、ほら、コマツナだよ」

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いつもなら迷わず突進してくるところだけど・・・。

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お尻を向けられた。

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この日の朝、いつもなら嬉々としてガッつくケビジの食べ残しに一切口を付けなくて、

食べ物を目の前にして食べないケビタなんて今まで一度も見たことないから

気になってたのよね・・・。やっぱりどこか具合でも悪いんじゃ?

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その後、試しにササミやマグロをあげてみたら、どっちも完食したのでひとまず安心。

翌日、ケビタは水槽の奥の方でウトウト居眠りしてて、

その隣ではケビタの得意な残飯漁りをケビジがやってるという妙。

これもまた初めて見る光景。

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それから約1週間後。浮き島を大幅に移動させて何かやってるケビタ。

この吸盤って結構ガッチリ固定されてるのに、どうやって外したんだろう?

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「模様替えでも始めたんかい?」

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その後、今季初の「タマゴ出来た!」宣言をして「公園行く~!」と暴れ始めた。

やけに熱心に干し干ししてると思ったら、やっぱりタマゴ作ってたか~。

ナゾの食欲不振はそのせいだったのね。

でも、いつもならお腹にタマゴがあろうが無かろうが

食欲が落ちることなんて一切無かったのに、今年はどうしちゃったんだろ?

 

タライ食堂で朝ゴハンを目の前にしても無反応。

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やっぱり何か変!?

 

長くなるので次回に続く・・・

◆怒涛の産卵ペース

消化促進と満腹感増し増し目的の細切れバラまき作戦継続中のため

相変わらず忙しいおやつタイムのケビタ。

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ケビタが食べることに勤しんでる間、産卵に大忙しのケビジ。

植込みの根元でホリホリにチャレンジ中。

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このままここで産むのかと思ったら途中で挫折して、次に選んだのがココ。

ホント、ややこしい場所が好きだよね。

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んで、今季初のおタマゴは4個。

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この日の夜はお疲れちゃんで鼻ちょうちん付けて爆睡してた。

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産卵できてホッとしたのも束の間。2週間も経たないうちに次のおタマゴができて

再びホリホリにやって来たケビジ。今回はデッカイ木の根元。

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こんな場所の割に上手い具合に太い根っこもなくて良い感じに掘れてたのに、

結局今回もまたフェンスの境目で本気モード突入。

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この日は5個。

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そして、2度目の産卵から今日でまだ5日目だけど、

今朝、ケビジを抱えてみたら産卵前のズッシリ感が・・・。

「まさかもう次のおタマゴが!?」と戦々恐々とする今日この頃なのだった。

 

◆悲しいご報告

自分の中でもまだ現実のこととして受け止め切れず、

なかなか決心がつかなくてブログに書くことを先送りしていましたが、

春になってもワビが登場しないので心配されている方もおられるかと思い、

現状をありのままに報告させて頂くことにしました。

かなりの長文で尚且つ残念ながら良い報告ではありませんが、ご容赦ください。

 

ワビのことは冬眠中も時折様子を見に行ってはいたものの、

冬を越して日中の気温が20℃近くまで上がるようになってもその姿が確認できず

徐々に不安が募っていました。たまたま会えないだけかもしれないとも思ったけど、

この気温で未だに冬眠から目覚めていないのはさすがにおかしい・・・

冬眠中に何かあったのではと心配になって駆り立てられるように水路に行き、

水面を隈なく探しながら歩いていて、転落防止の金網が張ってある辺りに

差し掛かった時でした。水中にも金網が張られた箇所があり、

その下に藻のような塊があるのが目に留まりました。少し距離があり、

水も濁っていてよく見えないけど、何となくカメの甲羅のようにも見え、

角度を変えてもう一度見るとやっぱり藻のように見えました。

 

「違う。ワビじゃない。」

 

そう思って通り過ぎようとした瞬間、ふと胸騒ぎがして引き返して

もう一度目を凝らして見てみると、やはりそれはカメでした。

最初は、無事に再開出来た喜びで胸をなでおろしました。

けれど、何か様子がおかしい。さっきから全く動かない・・・。


身を乗り出して近寄って見て愕然としました。金網の下にいるその子の

体や頭部は藻や白カビのようなもので覆われていたのです。

いくら冬眠で仮死状態とは言っても、これは・・・。

衝撃で呆然としたまましばらくその子を見つめていました。

だけど、ワビにしては甲羅も頭部も大きいし四肢も異様に太いようにも思えました。

 

「もしかしたらこの子はワビじゃなくて、一昨年の冬以来姿を消したガブで

冬眠中に息絶えてしまって、水面に浮かんできたんだろうか?」

 

もしこの子がガブだとしたら、ワビは目覚めてこの水路のどこかにいるかもしれない

とも思って隅々まで探してみたけど、その姿を見つけることは出来ず、

すっかり頭が混乱してしまい、一度帰宅して頭を整理することに。

 

あの子は、大きさ的にはガブのようにも思えるけど、姿を消してから随分経ってるし、

甲羅の形からするとワビの可能性が高い気がしました。

 

「どちらにしても、早くあそこから引き上げて綺麗にしてあげないと。」

 

手を伸ばしても届かない場所だから手繰り寄せるための棒と、

ビニール袋や段ボール箱を用意して再び水路へ向かいました。

現地に到着すると、端の方で水路の清掃作業をしている職員の男性がおられて、

事情を話すと作業を中断し現場に駆け付けて2つの金網を開けて下さいました。

職員さんの話では、夕方また他のスタッフと一緒に確認して、

いつもの動物病院で診てもらい、死んでるかどうか確認してから対応すると。

でも、あの状態で生きている可能性はゼロに近いように思えて、

もしそうならきちんと火葬して弔ってもらえるのか不安でした。

 

どうするべきか悩みながら水面に浮かぶその子を見つめているうちに

色々な感情がこみ上げてきました。この子がガブにしろワビにしろ、

お世話に関わってきた以上それ相応の責任があるし、

何よりもお外にいるけどウチの子と同じようにと愛情を注いできた自負もあります。

 

「亡くなってるとしても最期までこの手でお世話してあげたい。」

 

職員さんのところに引き返し、「もしも生きているなら治療費も負担するし、

亡くなっているなら火葬の費用も負担するので連絡して欲しい」とお願いすると、

職員さんは作業の手を止め少し間をおいて、

「ここにはこの1匹だけじゃなく鯉もたくさんいるので、

我々の側でルールに則って対応する」と。その後もしばらく問答があったけど、

「我々に任せて欲しい」という言葉を信じて最終的には先方に任せようと思い、

「どうかあの子をよろしくお願いします」と伝えてその日は帰宅しました。

 

ワビがいるはずの場所にワビの姿が無くて、そこに亡くなったカメさんがいる。

私が知る限りあそこにいるカメは今はワビしかいない。

冷静に考えればあの子はきっとワビなんだろう。


頭では分かっているけどどうしても信じられず、悪い夢でも見てるような気がして

「もしかしたらワビはあの水路のどこかで元気に泳いでいるかもしれない。」

頭の片隅にそんな思いもあって、4日後にもう一度水路に行ってみることにしました。

そして、あの金網の下に行き着いた時、衝撃的な光景が目に入りました。

あろうことかあの子があの時のまま同じ状態で浮かんでいたのです。

取るものも取りあえずショッピングセンターで必要な資材を買って急いで現場に戻り、

どうにか引き上げて自宅に連れ帰ることが出来ました。

ワビに何か異変があればウチにお迎えするつもりでいたけど、

まさかこんな状態で連れて帰ることになるなんて・・・。

 

ケビケビと同じくらいの大きさと思っていたワビの甲長は20cm以上あり

厚みもケビタ以上で思いのほか大きく感じられました。もしかしたら、

私が思うよりずっと長い年月、ワビはあの場所にいたのかもしれません。

亡骸は昨日、移動火葬の業者さんに依頼して、ワビが暮らしていた水路の近くにある

猫山で荼毘に付してもらいました。

今、お骨は我が家のリビングにあります。

 


顔を見るなり寄って来る愛嬌の良さ。

 

目の前でジーッとゴハンを待つ姿。

 

パンをくわえると鯉に取られまいと大急ぎで泳ぎ去る姿。

 


もうあの愛らしい姿を見ることが出来なくなって、今は喪失感で一杯です。

後悔は山ほどあります。でも、多くの癒しを与えてくれたワビを

こうして弔うことが出来たことがせめてもの救いです。

 

現在、コロナ禍の外出自粛の影響で安易に迎え入れられた多くの動物達が

また安易に手放されている現実があります。

ワビも元々は棄てられてあの水路で暮らしていたと思われます。

儚く尊い命が棄てられることがない社会になることを切に願います。

 

ブログを通してワビを可愛がって下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

 

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