カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆疑惑のトウモロコシ

少し前にお腹の調子を崩してしまったケビタちゃん。

普段は水槽の水換えをして2~3日経っても水があまり汚れなくて

お通じがあるのか無いのか分からないくらいなのに、

この時ばかりは汚れた水を換えた途端にまた汚れ・・・の繰り返し。

どうしたのかと思ってしばらく観察してみたら、

下痢に近いような軟便をしてることが判明。道理で水が汚れるワケだ。

さて、軟便の原因は何ぞや?季節の変わり目で1日の寒暖差が激しいせいか、

消化不良でも起こしてるのか。心当たりがあると言えば・・・

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コレ。数日前にあげたトウモロコシ。

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猫も穀類は上手く消化できないって言うからなぁ。

ケビタは消化機能があまり活発じゃなさそうだから、

おやつにトウモロコシをあげるのは止めて少し様子を見ることに。

その後しばらくは改善されてたけど、日によってまた軟便状態になる時もあったり。

ってことは犯人はトウモロコシではないってことか。

とりあえず、おやつの野菜を朝夕2回あげてたのを朝1回だけにして

ヒーターの温度設定を少し高めにして消化を促して様子見中。

とは言え、当の本亀は普段通り元気いっぱい。

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むしろおやつが減った分、余計に食欲は増すばかりで

ますますガメラ化するケビタなのだった。

 

 

◆インドア派vsアウトドア派

朝晩がめっきり涼しくなってきて日中との寒暖差が激しい今日この頃。

ケビケビ水槽の水温も昼間は25~26℃前後でちょうどよい感じだけど、

夜の間に水温が下がって朝起きたら23℃台になってることが多くなってきた。

でも、何故だかケビタ水槽の水温だけは昼間とほぼ変わらない水温をキープしてる。

水槽も隣り合わせだし、水量もセンサーの位置もほぼ同じなのに・・・

なんでだ?ケビタの熱量のなせる技!?

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結局、この夏は水槽用の冷却ファンを設置はしたものの一度も出番がないまま撤収して

ヒーターにバトンタッチすることになった(あ~、忙し)。

真夏は暑過ぎてなかなかベランダ日光浴はさせられなかったけど、

最近は日中の日差しがだいぶ和らいできたから、

昼間はベランダで過ごすことも多くなってきた日光浴好きのケビタ。

とは言え、目を離すとすぐ拾い食いしたり、植木を齧ったりするから気が抜けない。

 

「悪さしちゃダメだからねっ」

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ここ数年はすっかりインドア派に転じたケビジは基本的にいつも浮き島で自主干し。

 

「せっかく良い天気なんだからたまにはお外で干したら?」

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確か以前はケビジの方がアウトドア派でケビタの方がインドア派だったはずなのに

いつから逆転したんだったっけな~?

なんて考えつつベランダに出てるケビタの様子を見に行ったら早速人工芝を齧ってた。

 

「コラーッ、現行犯逮捕じゃ!」

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ふと気が付くと、うるさいくらい響き渡ってた蝉の鳴き声が聞こえなくなって、

夜は虫の音が聞こえるようになってきた。

甲羅干し用の保温球も既に夏用から秋用に交換完了で

あとは待望の「食欲の秋」を待つばかりのケビケビなのだった。

(いや、ケビケビの場合は「食欲の春・夏・秋・冬」なんだけどね)

 

◆カメ用孫の手

ある日、水中フィルターのパイプで背中をカキカキしてたケビジ。

そう言えば、抱卵中なんかもよくこうやって背甲をパイプに押し付けて

孫の手みたいに使ってたよね。でも、こんな丸いパイプじゃ掻き応えが無かろう。

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というワケで、有り合わせの材料で即席の孫の手を作成。

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不思議そうに覗き込むケビタ。

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おっ、早速ケビジのチェックが始まった模様。

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「自分のも作れ」と激しく自己主張するケビタ。

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そうこうしてる間にケビジがカキカキしてるっ!

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因みに、ケビタはケビジと違って滅多に甲羅をカキカキしないから

今のところケビタ用の孫の手を作る予定はナシ。

と言うか、きっと人工芝も食べちゃうから作りたくても作れない。

どこかに「カメが噛んでもちぎれない人工芝」売ってないかな~?

 

 

カキカキするケビジはこちらから↓

youtu.be

 

◆カメの跳躍力

今シーズンもまた何かに取り憑かれたようにいそいそと産卵に励んだケビケビ。

8月に入ってからはスイッチが切れたみたいにパタッと干し干ししなくなり、

かと言って暑過ぎたり豪雨続きだったりでベランダ日光浴もさせられず、

ただひたすら食っちゃ寝の生活。でも、産卵期間中は水槽から出ようとして暴れては

引っくり返って背中からダイブの繰り返しでそりゃもう騒がしかったから

やっと訪れた平穏を噛みしめている今日この頃。ところがそんなある日、

再びケビ部屋から「ガッタンガッタン!」とけたたましい音が。

 

「まさかまたタマゴがっ!?」

 

恐る恐る様子を見に行ってみると、音の主はケビタで

水槽用冷却ファンの吹き出し口をかじろうとして格闘してるところだった。

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狙いを定めてロックオン。

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何気にケビジ(左)もケビタの真似してクライミングし始めた。

ケビタは爪先立ちで目一杯背伸びしてる。この高さはさすがに無理だと思うけど、

背伸びしても届かない場合はジャンプするという裏技も持ち合わせてるから侮れない。

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タライ食堂で朝ごはんをあげる時にもその特殊能力は遺憾なく発揮される。

タライの淵に手を掛けて思いっきりジャンプ!!想像以上に高いところまで届いて

危うく指をかじられるとこだった。

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この頃は指だけじゃなくて膝に食い付こうとしたことも。

どう考えても口に入らないものでも果敢にアタックして食べようとする。

この時の被害者は水中パイプ。

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そのチャレンジ精神には天晴だけど、いい加減にしないとアゴ、外れるよ?

 

◆今季ラストの・・・?

さて、梅雨の合間を狙ってどうにかこうにか産卵していたケビケビ、

7月中旬までに仲良く7回ずつの産卵を終えて

「今年の産卵もそろそろ終わりかな~」なんて気を抜いていた頃、

ケビタからまさかの「タマゴできました」宣言が!

 

「えぇぇぇぇ~、まだ産む気なのぉ?」

 

この時季、外の気温といったら30℃超えの猛暑だし、

行きつけの公園は集会所の工事中でお気に入りのエリアに入れないしなぁ・・・。

しばし思案の末、人が多いからいつもは滅多に行かない最寄りの公園に

行ってみることにした。久々だけど覚えてるかな?

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前回の産卵から11日しか経ってないけど、もうしっかりタマゴは出来てたみたいで

到着からものの10分でホリホリ開始!

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今回は場所探し~ホリホリまでがあまりにも順調に進んで心に余裕があったので、

ちょっとここで産卵介助グッズのご紹介を。

画像の左下に写ってるのがいつも愛用してる小道具で、

右のが掘った穴から土を掻き出すのとタマゴをすくい出す用のスプーン、

左はホリホリの障害になる木の根っこを切るためのハサミ。

どちらも100均で買える調理用品や園芸用品だけど、

メーカーさんもまさかこんな用途で使ってるなんて思わないだろうな~。

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あっという間に産卵完了~!(タマゴ泥棒も完了)

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早く産卵が終わって時間的にも余裕があるから

たまには心ゆくまで埋め埋めしてもらおう。

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好きなだけ埋めるがよい・・・って既に産んだ場所から大幅にずれてるけど良いの?

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最早、本来の目的とは違ってきてるような・・・

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ってどこ行くの~!?

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「埋め終わったんならもう帰ろう~!」

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というワケで今回は6個。

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8月に入ってからは暑過ぎるのか殆ど干し干しもしなくなったから

さすがにもう産卵はしないと思われる。

結局、今年はケビタが計8回の産卵で47個、ケビジが7回で38個のタマゴを産卵。

ふたり合わせて85個!!どうでもいいけど産み過ぎでしょー!?

 

◆爪チョッキンの刑

ふと気付けばいつの間にか季節は真夏、なのに甲羅干し用の保温球は冬用のまま

取り替えるのを忘れてて、7月も半ばになってようやく夏用に取り替えて

ついでに冷却用ファンも取り付けて夏仕様に衣替えしたケビケビ水槽。

産卵付き添いのドタバタですっかり忘れてたわ。

フツーに干し干ししてたけど、暑くなかったのかしら?

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暑い暑いとは言っても、今年は今のところまだ水温は29℃以下を保ってるし、

フードで満たされない食欲は野菜やフルーツで補っててケビケビは元気そのもの。

この日のおやつはスイカ~!

 

こちらはこの頃ケビタばりに食欲全開のケビジ。

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と、いつも通り食欲全開のケビタ。

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ケビジはケビタと比べると行動は大人しめではあるんだけど、

ケビタより爪が長くて鋭いから引っかかれるとミミズ腫れになって結構痛い。

先日も水換えしようと思ってケビジを水槽から出した時に

引っかかれて出血してしまったので、久々に爪切りすることに。

黒い血管部分を切ると出血するらしいから、切るのはいつも先端の1ミリくらい。

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ついでにケビタのもチョッキン。

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爪切りは一人でやるので、左手で抑え込みながら右手で爪切りするんだけど、

当然ケビケビは嫌がって大暴れ。怪我防止のための爪切りで更に負傷するという

ジレンマに陥る爪チョッキンなのだった。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ おまけ ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

知り合いの飲食店応援でランチしたお店で出してもらったデザートにカメさんが♪

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◆豪雨ニモマケズ、工事ニモマケズ

いつの頃からかベランダ日光浴にハマったケビタ。

適当なところで切り上げて帰って来てくれれば楽なんだけど、

余程のことが無い限り自分からは帰って来やしない。

この前、仕事をしているうちにお迎えに行くのをすっかり忘れてしまって

慌ててベランダに出てみたら、ケビタの姿が見当たらない。

「まさか、転落防止柵を乗り越えて落ちてないよね!?」

恐る恐る駐車場を見下ろしてみても落ちた形跡は無い。ふぅ~・・・

なら、どこかにいるはず。床に這いつくばってキョロキョロ探してたら、

園芸資材を置いてる棚の下でかくれんぼしてた。

 

「もう~、勘弁してよ」

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ケビジは前回の産卵から3週間ほど経って、抱卵の兆候が無いから一段落したっぽい。

一方、ケビタはまだまだ産む気満々でまたまたいつもの公園に。

悪いことに集会所の改装工事が始まったみたいで、

奥の方のお気に入りのエリアには工事車両が止まっていて大勢の作業員の姿が。

でも、そんなことは微塵も気にする様子は無く、

目的の方向に向かってズンズン突き進んで行く。う~ん、カメっぽい。

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幸いお気に入りのホリホリ・スペースの辺りは封鎖されていなかったので

無事に産卵出来た。

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今回は6個。

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その約1週間後。今度はケビジの番。前回の産卵から1ヶ月経って、

今年はもう産まないかと思ってたけど、ケビタに触発されたのかしら?

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可愛く2個。数は少ないけど、ひとつは長さ4cm超の特大サイズだった。

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その後もまだタマゴ製造中と思われるケビタ。

干し過ぎて水中に顔を突っ込んだまま爆睡してる。よく溺死しないね。

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そして、前回の産卵から約10日経った頃、またまた「公園行くぞー!」が始まった。

だけど、連日の雨で足止めを食ってしまい、水槽から出ようとしては

バランスを崩し「ドンガラバッシャーン!」と転がり落ちて背中から着水を

延々と繰り返した末、数日後に雨の止み間を狙ってようやく公園に来ることが出来た。

でも、前回まで入れていたお気に入りのエリアがゲートで完全に封鎖されて

入れなくなってしまってた。そのせいか、念願の公園に来たはずなのに、

公園から出て何処かに向かおうとするケビタ。現実逃避?

 

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園内に連れ戻したら連れ戻したで水たまりの誘惑に負けてダイブ。

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梅雨末期の豪雨でどこもかしこもぬかるんでるし、水たまりだらけでホリホリ断念。

翌日、雨が止んだタイミングで再挑戦。道路側からいつもの産卵スペースに入れて

無事、産卵まで漕ぎ着けた。

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この日はあっという間に産み終わって埋め埋め作業に突入。

尚、産んだタマゴをタマゴ泥棒に回収されてることには気付いていない模様。

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今回は5個。

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これで今年は仲良く7回ずつ産卵したケビケビ。

今回で産み留めになりますように!