カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆天然干しはじめました

早朝バイトが休みだった日、朝のケビタ水槽の光景。

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バイトがある日には大体いつも5時半頃には朝ゴハンをもらえるのに

この日は7時頃まで寝てたもんで、ハラッペラシで荒ぶるケビタが

ヒーターのカバーを外して水槽の中がワチャワチャに。

こうなるまでには剥き出しのヒーターに触っちゃったりして「アチッ!」とか

やってるハズなのに、ヤケドしてる風でもないところが実に不思議。

 

「ケビタ、バカだなぁ。ヒーターの正しい使い方はこうだよ」と見本を見せるケビジ。

いや、それも違う違う。

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最近は、朝起きて見に行った時には既に上陸してひとっ干ししてることが多くなった。

ここんとこちょっと寒さが緩んで春めいてきたとは言っても、

ライト点ける前の陸地はまだ寒々しい。

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昼間は天然日光浴できる程度には暖かくなってきたので

ポイポイッとベランダに放り出してみたら、すぐに脚ピョンで干し始めるケビタと

ソッコーで帰ろうとするケビジ。相変わらずだね。

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ケビタは安定の大開脚。

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「うん、ケビタには言われたくないだろうよ。」

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こうして春の1日を思い思いに満喫したケビケビなのだった。







 

 

◆邪魔するカメ

世の中のカメ飼いさんにとって一番の苦労はやっぱり「水換え」だと思う。

特に今みたいな寒い時季は尚更で、ボタンひとつで水槽の水が全取っ換え出来る

システムが開発されないかと願って止まない今日この頃。

ウチでも普段から出来る限り水槽の水を汚さないよう、ゴハンはもとより

油浮きしそうなものをあげる時もなるべくタライ食堂で食べさせることにしてる。

それでも、どうしてもウン片やらおやつの食べ残しなんかが沈殿してしまうから

見つけたら即スポイトで吸い取ってるんだけど、ケビジはさておき

ケビタ水槽の場合、何でもかじり虫のケビタがスポイトを見るや否やかじりついたり、

手でブロックしたりして何かと作業を妨害してくる。

 

「ハイ!掃除するからどいてどいて~、シッシッ!」

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水槽の奥の方はスポイトが届かないから、浮き島を動かさなきゃいけなくて、

一旦スポイトを置いといて浮き島の固定バーの吸盤を外し、浮き島を移動させて

「さぁ、やるか」と思った時には、空いたスペースにいつの間にか

ケビタが入り込んでいたりする。

 

「そこで何してんの?」

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掃除が終わったら終わったで今度は居座って動かない。

 

「ハイハイ、終わったからどいて~!」

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そんなこんなでいつもケビタ水槽の掃除ははかどらないのだった。

 

 

 

 

 

 

◆食べムラのあるカメ

寒くなってから食欲が落ちて食べ残しが多くなってきたケビジ。

食べる時間もマチマチで、朝だったり夕方だったり、食べたり食べなかったり、

2日に1回のペースになったと思ったら急に毎日モリモリ食べ始めたり。

でも、ケビジは昔から食への執着心がケビタほど強くなくて食べムラもある方だから

あまり心配はしていないんだけど~。

食欲がある時には干し干しを中断してケビタの食事風景をジーッと見下ろし、

食べたくない日には水槽の奥の方に引きこもって出てこないから

食欲の有無はとてもわかりやすい。

 

「今日はゴハンどうする?」

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聞かれてないのに名乗りを上げる、食べムラの無いケビタ。

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打って変わって食欲アリアリの日のケビジ、定番メニューを食べ終わって

おかわり待ち中。多い時には50粒以上をペロリと平らげる。

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おかわりの要求もとても明確。

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まさに「言いたいことが顔に書いてある」わかりやすいケビジなのだった。

 

 





◆幻の寝顔

生き物たるもの、天敵に襲われるリスクを回避すべく如何なる時も警戒心を忘れない、

とは言っても捕食者のいないケビケビに警戒心は皆無。

家に来てまもない頃は、人間が帰宅しただけで「ワシャワシャワシャ~ッ!」と

慌てふためいて水中にドボンしてたもんだけど、いつの頃からか

掃除機の音がしようが、救急車が近づいて来ようが一切気にしなくなった。

ケビジなんて、夜中に様子を見るべく部屋の照明を点けてしば~らく観察してても

一向に気付かず寝込んでいたりする。

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対照的にケビタはどんなに爆睡していても、部屋が明るくなると一瞬で気付いて

目を覚ましてしまう。

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ケビジはまだ寝てる。

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ケビタが本格的に覚醒しそうなのでここで消灯。

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そんな感じだからケビジは鼻ちょうちんを付けて爆睡してる姿を

見掛けることもしばしば。

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一方のケビタは、そもそも暗闇でもゴソゴソ動き回ってることが多いし、

照明を点けて部屋が明るくなったらソッコーで起きちゃうから

なかなか寝顔を写真に収める暇がない。

なのでこちらは滅多に見られないケビタの寝顔。

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もはや、幻レベルの寝顔なのである。

 

◆カメたちのお正月

かなり遅ればせながらではありますが、みなさま今年もどうぞよろしくお願いします。

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今年はケビケビ用にこんなおせちを用意してみた。

この時季ならではの金時ニンジンにコマツナ(間引き菜)、ササミ、

デザートはイチゴとパイナップル。

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ケビジは見慣れない食器の登場に警戒しまくり。散々逃げ回ってから渋々食べてた。

金時ニンジンはお口に合わず全残し。

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目の前に出されたものが何だかわかってないのにソッコー食い付いてしまう

リスク管理意識ゼロのケビタは、「ガッツン!ガッツン!」とお皿に食い付きながら

豪快に食べていた。お皿ごと食われるかと思ったよ。

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最近のケビケビは、午前中は浮き島の上で干し干し、午後は水中でウトウトって感じ。

部屋の暖房と保温球と水中ヒーターでぬくぬくしつつゴハンを食べちゃいるけど、

それでもどことなく冬眠ムードになるのはカメの本能かな。

 

水槽を覗き込んでみても、ケビジはジーッとしたままで寄ってこない。

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ケビタは・・・。

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寝ぼけてるのか、スローモーションで近寄ってきた。

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「呼んでないよ」

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どこまでもカメの本能に抗うカメなのだった。



お皿ごと食べそうな勢いのケビタの動画はコチラから↓

youtu.be

◆寒い日の過ごし方

年末の大寒波到来で今日はまた雪がチラつき一段と冷え込んでるけど、

どんなに寒くなっても一向に食欲が落ちる気配が無いケビタ。

ゴハンを食べ終わっても尚このテンション。

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夕飯コースのケビジはさっさと上陸。

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底なし胃袋の持ち主ケビタの満腹感サポートのため、

リンゴのスライスを更に細かくちぎってバラまいてみると、

必死になってリンゴ片を追い回してはパクついていく。

こういう時のケビタって何となく喉の辺りがザトウクジラっぽい。

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これこれ↓

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宝探しチックで喜んでる模様♪

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リンゴ片を片っ端から飲み込んでいく様は、さながらジンベイザメのよう。

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これこれ↓

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こうして空腹感が満たされるとようやく浮き島に上陸して干し干しを始めるんだけど、

部屋の気温が20℃を下回るようになってきてからは

干し干しも早々に切り上げてひたすら水中でウトウトとしてることが多くなってきた。

この日も水槽の奥の方で仲良くボ~ッとしてるケビケビ。

 

ケビタ側から見た光景。

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ケビジ側から見た光景。

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浮き島には保温球があるとは言え空気がひんやりしてるから肌寒いのかもな~。

でも暖房を使うと春が来たと勘違いしてタマゴを作り始めるんじゃないかと心配で

なるべく暖房は使わないようにしてるんだけど、

大寒波も来てることだしそろそろ使ってもいいか」と思って

部屋の暖房をつけてみたら・・・

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早々に上陸して日がな1日干からびるまで陸地で干し干しに興じる

ケビケビなのであった。

 

 

さて、みなさま今年もカメづくしを読んでくださって誠にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

それでは良いお年をお迎えください ∋ΘÄΘ∈

 

◆朝食派・夕食派

今年は12月に入ってからも季節外れの陽気が続いてて

「今年は暖冬かな~?」なんて話してたのに、

一気に寒くなって昨日・今日は広島市内でも初雪が観測されたそうな。

 

流石にここ数日は空気が冷たすぎだけど、ついこの間まではお昼を過ぎても

まだ余裕で暖かくて、心ゆくまで日光浴を楽しんでいたケビタ。この日は

ベランダで育ててるピーマンの花が落ちてたのを干し干し中に目ざとく見つけて

口にくわえてご満悦の表情。

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水が無いから飲み込めないだろうと高を括っていたけれど、

ちょっと目を離した隙にピーマンの花はケビタの口元から忽然と消えてしまっていた。

 

「まさか食べたんじゃないよね?」

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一方、ケビジは食欲が落ち気味で、朝イチで陸地に上がって干し干しし始めて

ゴハンの時間になっても一向に下りてこようとせず、

おやつ以外はほぼ2日に1回のペースでしか食べなくなった。

でも、夕方になると食欲が出るみたいなので、朝食を夕食に切り替えてみたら

徐々に食欲も戻ってきて今はまた毎日食べるようになった。

たまに刺身の切れ端やササミなんかをあげようものなら我先にとにじり寄って来る。

 

「さて、今日も夕飯食べる?」

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こうしてケビジが夕飯を食べてる時、ワンコ並みの嗅覚の持ち主であるケビタは

「自分だけゴハンがもらえてない」っていうただならぬ雰囲気を敏感に察知して

「何か変・・・」って顔してソワソワし始める。別にやましいことはしてないけど、

こっちはこっちで何故か咄嗟に身を隠してしまう。

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水中から覗くお手々。嫌な予感。

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あ、やっぱり。「出遅れた!」って顔してるぅ。

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「いや、来なくていいから!」

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大慌てで下りてはきたけど、ケビジが食べ残さない限り

夕飯にはあり付けないケビタなのであった。悪しからず。