それは一昨日の朝の事だった。
ケビジから「タマゴできたーっ」の合図があった。
「・・・・・・・・・へっ?ウソでしょ?」
もうすぐ12月になろうかというのに・・・
でも、そう言えば最近よく甲羅をろ過機に押し当ててゴリゴリ掻いてたし、
普段は丸のみするゴハンをやたらモグモグして食べこぼしが結構あったし、
朝ゴハンを食べ終わったら判で押したように干し干しするケビジが
今朝は干しもせず、やたらバシャバシャ泳ぎまくってたな~。
「ゴリゴリ」「モグモグ」「バシャバシャ」
タマゴできた時の3大キーワードじゃん・・・
出来たからには出すしかない!
幸いこの日は最高気温が18℃で晴れたり曇ったりの予報。産むなら今日しかない!
それでも、1%くらいは「まさかね~」っていう思いもあったけど、
公園に連れて行ってみると・・・
掘ってるヨーーーーーっ!!
でも、掘っては止め掘っては止めでなかなか落ち着かない。
冷たい北風がピューピュー吹いていて、飛んでくる葉っぱにビビったり、
葉っぱが爪に刺さったりしながらも、ズンズン歩きまくってホリ場を探してたけど、
風が強くて日が陰ると寒いので控室(バッグ)で日差し待ち。
休憩を挟んで午後からの第2ラウンドでも、良いところまでホリホリするものの
途中でパタッと止めて次のホリ場を探す・・・の繰り返しで産卵には至らず。
翌朝には何事も無かったように朝から干し干し。
「あれっ?今日はもういいの?」
昨日は夜になっても延々と干し干ししてたのに、今朝はまたバシャバシャ暴れてた。
でも、今日から一気に冬になるらしいからもうお外には行けないよ。
「産卵箱で産んでちょうだいね」と促してみると、意外にアッサリ入室。
そして、アッサリ退室。
この後も入ったり出たりを繰り返してたけど、
ドアの隙間から玄関が見える事に気付いてからは
「出せー!出せー!」と延々とドアにタックルする頑固チャン。
結局、根負け。暖かい時間を見計らってお外へ。
今日も良い感じにホリホリしてたけど、子供達にストーカーされて途中で打ち切り。
早く産ませてあげたいなぁ。
それにしても、傑作だったのは一昨日会った2~3歳くらいの子供が
ケビジを見て言った一言。
「どうやって作ったの?」
どうやらケビジ、おもちゃだと思われたみたい。