ある日、帰宅して部屋に入るとケビケビ水槽から聞き慣れない音が聞こえてきた。
不審に思ってチェックすると、ケビタ水槽のろ過機のシャワーパイプが
あらぬ方向に向けられていて、キャップも外れてるもんだから
まるで噴水みたいに豪快に水しぶきを上げていたのだった。
何食わぬ顔で見つめる水槽の主。
もう少し角度が上を向いてたら床が水浸しになってたかも。
いや、水浸しくらいならまだマシだけど、
コンセントやライトに水が掛ってたら大変な事になってなぁ・・・
ケビタ水槽は、シャワーパイプの位置を変えたり、キャップを外したり、
ぶくぶくを引っくり返したりされるのはしょっちゅうで
何度直してもすぐにレイアウトが崩壊される。
ケビジ水槽はそういう事も滅多に無くて、大体いつもキチンとしてる。
ケビタ水槽は年中こんな感じでシャワーパイプは曲げられるわ、
センサーは外されてプカプカしてるわ、レイアウトはいつもグチャグチャ。
本亀はお立ち台(ろ過機)に乗っかって何か騒いでるし。
「今度は何を騒いでんのかね?」
「何?その綱渡りみたいなポーズ」
「あ、落ちた」
ケビタは手先(口先?)が器用で、濾過機のキャップを外すのなんて朝飯前だし
外されると困るセンサーなんかもどんなにガードして隠しても
いつの間にか見つけ出して引っ張り出してる。
その情熱と才能を何か別の事に活かせないのかと本気で思う今日この頃なのである。