カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆カメにブドウは〇?×?

先月初旬、今まで何度も苗を枯らしたりしながら7~8年掛かりで

初めて実ったブドウの房が強風で袋ごと落ちてしまっていた。

袋掛けしていたこともあって食べ頃がよくわからず、「まだかな?まだかな?」と

思いながらも収穫を先送りしていたんだけど、今思えば枝も茶色くなってるし

当に収穫時期は過ぎてたのかも。それだけに濃縮された甘さで味には大満足!

 

そこで、ケビケビにも半粒ずつおすそ分け。

 

美味しそうに丸呑みしたケビケビであった。「丸呑みで味が分かるのか?」といつも

思うけど、ケビジなんかはたまに選り好みするところを見ると分かってるらしい。

だけど、最近になってまたブドウをあげる機会があって何故かふと気になり始めた。

 

「あれ?カメにブドウって食べさせても大丈夫だよね…」

 

というワケで、最近何かと頼ってるチャタロウ(ChatGPT)に聞いてみたら、

まさかの回答「ブドウはカメには基本NG(あげない方がいい)」だった!

 

理由としては、

・ブドウやレーズンは、一部の動物(イヌやネコ)に腎障害を起こす可能性がある

・糖分が多く、体重の増加や肝臓・腎臓への負担につながることがある

・皮の成分(ポリフェノール類)が強く、消化の負担になることも

 

詳しく説明してもらうと、

カメ(爬虫類)と哺乳類では代謝経路や腎臓の構造・機能が異なるが、

腎臓で老廃物を処理する仕組み(=代謝経路の一部)が一部似ている点がある。

つまり「全く無関係」というわけではなく、“似たようなストレス要因

(高糖・ミネラルバランス崩れ・腎負荷)”が動物種を超えて影響を及ぼす可能性”

があるため、“安全とは言い切れない”。

そして、カメは「カルシウム:リン比」を保つことが健康維持に非常に重要。

ブドウの場合、カルシウム量に比してリン・オキサレート(シュウ酸塩)等が多めで

吸収阻害の可能性が指摘されている。

カメがブドウを食べて中毒症状が出たという事例は確認できないが、

栄養的・消化的・代謝的な観点からリスクが無いとは言い切れず避けた方が無難、

ということらしい。

 

ケビケビにあげてたブドウは半粒ずつ、1シーズンに数回だから

影響は大きくなさそうではあるけど、リスクがあるか分からないってことは

あげない方が無難だよねぇ。

おやつのバリエーションが減っちゃうけど、これは致し方ナシだな。