カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆食べ物事情

早いもので今年の春で12歳になるケビケビ。人間の年齢に換算すると約36歳。

食べ物の質にも少々気を遣いたいお年頃。そんなワケでフードのことを調べていた時、

「配合飼料を長期間食べ続けていると腎臓の機能に影響が出る」というブログ記事を

目にしたのがずっと気になっていた。そうは言っても、配合飼料抜きで栄養バランスを

維持するのは至難の業。ならば、同じ乾燥フードでもなるべく良質なものを、

と思って去年から色々なフードを買い揃えて試してみてる。

 

こちらが数あるカメ用フードの中からチョイスした3商品。

一番左のFLY MIXはミズアブ幼虫が主原料で自然界で食べているものに

近い感じはある。ただ、「高たんぱく」で「栄養価が高い」とあるので

脚周りの肉付きが少々気になるケビケビに日常的に食べさせるには

体重管理面でちょっと不安があってまだ試していない。価格は100gで2000円超。

 

ということで、まずはこちらのフードを試してみた。

 

こんな感じの丸い粒で直径約4mm。200gで1000円ちょい。

 

新しいフードに早速食い付くケビジ。

 

味的には気に入ったようだったけれど、体もそこそこ大きくて

大き目サイズのフードを食べ慣れてるケビケビにはちょっと小さ過ぎる感じ。

だけど、敢えてこの小さめのフードで時間稼ぎして満腹感を増幅させる作戦も

アリかも。

 

次に試したのがこちら。

 

粒の直径は約6mm。画像だと違いがよくわからないけど、先述のMazuri社製よりも

少し大きくて食べやすそう。今のところこのフードをレプトミンやほかのフードと

混ぜて1日おきに食べさせてる。250g入りで約1700円。

 

ついでにこのおやつも買ってみた。

 

カメの場合は、ワンコやニャンコと違って舐めとるような食べ方じゃないから

ちょっと食べにくそうで、お口周りがぴゅーれまみれのケビジ。

 

ケビタの場合。

 

パッケージに書かれているような「ぱくっ♪」っていう

可愛らしい食い付きには決してならないケビケビなのであった。

 

◆年末年始のカメたち

ついこの間始めたような気がするのに気がついたらいつの間にやら

12年目(多分)に突入していた『カメづくし』。

こんな調子でゆるゆるペースではありますが、

このまま行けるところまで続けていければと思っていたりいなかったり(笑)

何はともあれ、今年もどうぞヨロシクお願いいたします。

 

さて、年末年始のケビケビは何してるかというと

たまたま私が寝坊してゴハン抜きになったことをきっかけに

それまで毎日食べていたゴハンを一日おきにされてしまった。

ケビジは然程気にしていないみたいだけど、ケビタは常にハラヘリ状態でご立腹気味。

 

性格的には温厚で攻撃性は全く無いんだけど、この状態の時はちょっとキケン。

空腹のせいで何でも食べ物に見えちゃうみたいで、アマゾン川のワニの様に

大きな口を開けて水中から突如飛び出してきて手に噛みつこうとするから要注意。

 

さて、こちらは絶賛甲羅脱皮中のケビジちゃん。

昨年末辺りからやたらフィルターの下に潜り込んで甲羅をゴーリゴリ

ゴーリゴリと激しく押し付けているなと思っていたら、

大きな甲羅がズル剥けていた。

剥がれそうで剥がれずペラペラしてる状態は見るからにムズ痒そうだから、

綺麗に剥がれて見てるこっちもスッキリ。

 

「ホレホレ、見てごらん、大っきいねー!」

 

「何だコレって、さっきまでケビジの体の一部だったものじゃん」

 

調査中!?

 

「ねっ?」

 

疑り深いケビジなのだった。

 

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この度の地震で亡くなられた方々に心よりお悔やみ申し上げます。

被害に遭われた方々に一日でも早く日常が戻りますよう願っております。

 

 

◆ケビケビ・カレンダー2024

今年もバタついてるうちに残り2週間になってしまったけど、

これをやらないことには年を越せない・・・

ということで、今年も作りました「ケビケビ・カレンダー」。

今回はこんな感じになりました↓

 

もし、カレンダーをご希望の方がおられましたら実費にてお送りします。

当ブログの右サイドバーにあるメールフォームからご連絡ください。

(注文歴がありメールアドレスをご存じの方は直接メールでOKです。)

会員登録が必要ですが、TOLOTのサイトで直接注文することも可能なので、

ご希望の場合は注文用のURLとパスワードをお知らせします。

私の方で注文発送手配をご希望の方はその旨お知らせください。

 

タイプ:卓上カレンダー
サイズ:ハガキサイズ
価格:1部500円(消費税込み)
送料:150円(ネコポス)※木製スタンド不要の場合は配送無料(ゆうメール)

 

以上、カレンダー完成の告知でした!

◆外干しのお楽しみ

今年もまた急激な冬到来でめっきり寒くなってしまった今日この頃。

つい先月まではベランダ干しに勤しんでいたケビケビ。

いつもは最長でも30分、早い時には10分くらいで早々に切り上げて帰ってくるケビジも

この日は気持ちよさそうに干し干しを楽しんでいた。

 

そんなケビジの顔面にケビタの右足キックがさく裂。

 

ムッとするケビジ。

 

こんな風に蹴られたりすると一瞬ムッとするものの、

威嚇したり反撃して噛んだりはしない。

これは人間に対しても同じで、ゴハンと間違えて指を噛んだことはあっても

攻撃的に噛んだことは一度もない。

だから、外来生物問題のニュースなんかで「ミシシッピアカミミガメは気が荒い」って

レッテルを貼られてるのには違和感があるし、もちろん、個体差はあるだろうけど、

ケビケビを見てる限りでは少なくともアカミミの基亜種であるキバラガメは

とても穏やかな性格をしている。

「〇の水ぜんぶ抜く」なんかに至っては視聴率稼ぎで外来生物を悪者に仕立て上げて

偏った価値観を視聴者に刷り込んでるようにも見える。外来種を駆除すれば全て

元通りになるかと言うとそんな簡単な話じゃないと思う。

そもそも、外来種問題の諸悪の根源は人間なんだし。

 

話が大幅に逸れちゃったけど、ベランダ干しに興じるケビケビの密かな楽しみは

拾い食い・・・じゃなくて、ケビケビ農園でできた作物の味見。

 

ケビタは干し干しの合間に。

 

先に戻ったケビジはお部屋で。

 

できることなら、小っちゃいイチゴだけじゃなくて、

リンゴやメロンやブドウやマンゴーとかも作って欲しいと思っているであろう

ケビケビなのであった。(いや、無理ー!!」

◆外干しシーズン到来

大忙しだった今年の産卵シーズンも無事終了!

8月に入ってからはケビタが1回産んだだけでケビジは産まず。

確か去年はケビジが1回だけ産んでケビタは産まなかったハズ。

どっちかが1回だけ産んで終わりって取り決めにでもなってるんだろうか?

 

さて、産卵シーズンが終わって急にお暇モードになったケビケビ。

暑さのピークは過ぎたとは言え9月はまだベランダ干しには暑過ぎるから

大体いつも陸地で干し干ししてるか水中でマッタリしてた。

 

干してる間に爆睡し過ぎて、あらぬ方向に首が曲がっちゃってるケビジ。

 

「おーい、ケビジー!」

 

「大丈夫?」

 

暇すぎて手持ち無沙汰なのか、時には向かい合って相撲大会を始めてみたり。

 

ここ数日はやっとこさ昼間でも30℃を下回るくらいになって

安心してベランダ干しが出来るようになってきた。

ここ数年は秋めいた気候の時季が短くて、毎年あっという間に寒くなっちゃうから

今のうちに思う存分干しとかないとだね。

 

例によって、ケビジは30分くらいでサッサカ帰ってくるけど、

ケビタはいつまででも延々と干し干ししてて、回収しに行くまで帰ってこない。

って言うか、回収しに行っても帰ってこない。

 

「ケビター!もう帰ろう」

 

無理やり連れて帰ろうとすると放尿で対抗する荒くれケビタなのだった。

◆猛暑お見舞い申し上げます

毎日毎日、日中の屋外は殺人的な暑さだし、年々暑さが厳しくなってきていて

外で暮らす生き物たちのことが気掛かりな今日この頃。

暑くて良いことと言ったら、洗濯物がすぐ乾くことと、

ケビケビ水槽の水換えの水温調整が簡単なことぐらいか。

この時季は一番低い水温設定でも30℃弱だから、

水道の蛇口を捻って「ジャーッ!」と注水しっ放しでOKだから超楽チン♪

 

水換え中はいつも待合室のプラケースで待たされるケビケビ。

いつもはケビタもケビジも「ここから出せー!」「早く出せー!」って顔して

大暴れするのに、この日のケビタはどういう風の吹き回しなのか、

足ピョンなんかしちゃって寛いでるじゃありませんか!こんなの初めて見たかも。

 

さてさて、こちらは今年9回目の産卵チャレンジにやって来たケビジ。

もう限界寸前だったのか、公園に着くや否やホリホリが始まった。

 

「えっ?もっとウロウロしても良いんだよ?」

 

あっという間の早業で5個産卵。

 

ケビタはまたそんなとこにハマっちゃって。

 

今回はすぐにホリホリを始めたものの、ノッてきたと思ったら途中で止めて、

場所を移動してまたホリホリしては途中で止めて・・・を繰り返して

なかなか腰を据えて掘らない。台風の影響で雨の予報になってるから

早く産んで欲しいんだけど、ケビタは気象条件なんて考慮してくれないし。

それでも1時間半くらい粘ったところで本格的にホリホリし始めた。

 

「またそんな掘りにくそうなとこ選んじゃって・・・」

 

今回はちょっと少なめの4個。

 

「さすがに今年はもうこれで産み留めだよね?」

 

「えっ?まだ産む気?」

 

ケビケビはあんなこと言ってたけど、「きっと今年はもう産まないだろう」と

高を括ってキャリーバッグも洗濯して勝手に今年の産卵シーズンも終了した

気になっていた矢先・・・

 

ケビタが5個産卵。

 

今年は3月から産み始めたから今月で6ヶ月。

ということは1年の半分は産卵してるケビケビなのである。

ということに気付いてやや衝撃を受けているtarojirokoなのであった。

 

◆産卵シーズン終盤戦!?

産卵チャレンジにやって来た公園でホリホリの場所を探していたケビジ。

道路に面した金網のフェンス沿いをウロウロしているうちに

フェンスの下を潜って公園敷地内の草むらに分け入って姿が見えなくなっちゃった!

 

「おーい!ケビジ、どこ行ったー?」

 

公園の入り口から回り込んで草むらを捜索してみたら、鬱蒼と草が生い茂る場所で

手際よくチャッチャ、チャッチャとホリホリするケビジの姿が。

なるほど~、野生のカメさんが産卵する時ってこんな感じなのかもねぇ。

野生の本能が目覚めたのか張り切ってホリホリしてるケビジだけど、

これだけ草が茂ってると根っこがはびこってて穴が掘れないんじゃ・・・

 

と思ったら、難無く5個のおタマゴを産卵。

 

ケビタは相変わらずゴミ漁りがお好き。

 

ケビタの場合は、場所探しに費やす時間が圧倒的に長くて、

1回や2回のチャレンジで産むことはまず無い。この時も3日ほど公園通いをして

散々ウロウロした挙句、結局いつもと同じ道路脇のスペースに落ち着いた。

 

産卵の瞬間にひとつ割れたのがあったけど、ケビタも5個のおタマゴをコロリン。

 

次の回ではデッカイ木の根元をチョイスしたケビジ。

 

内心、前回の草むらの時と同じく、こんなとこ掘っても根っこだらけで掘れるワケない

って思ってたけど、フタを開けてみたらこれまた見事な穴をホリホリ。

 

「おみそれしました!」

 

この日は4個。

 

またまた次の番が回ってきたケビタ。この日はチャレンジ2日目、

天気も良くて産卵日和だしそろそろ産んでくれるかもと思っていたら

ふいに立ち止まって、アンヨがピョン!

 

心地よい陽気につられて屋外干し干しが始まっちゃった。

 

チャレンジ3日目。ようやく決まったホリ場所はやっぱりいつもと同じ道路脇。

でも、この日はフェンスのちょうど真下。これじゃホリホリのお手伝いができないから

公園の入り口から内側に回らないといけないじゃん。わざわざこんなややこしい場所で

産まなくても他にいくらでも良い場所があるのに~!

 

今回も5個。

 

そして、次はまたケビジの番・・・のハズが予定日を大幅に過ぎても産卵の気配ナシ。

今年のケビジは産み始めが早かったからそろそろ今シーズンの産卵は終了かな?

 

そんなケビジを横目に、ケビタは着々と次の産卵に備えて干し干しに余念が無い。

 

「またおタマゴ作ってんの?」

 

「梅雨も猛暑もカンケーねぇ」って顔してるのが怖い今日この頃なのだった。