「カメの浮き島」って我が家でも愛用していて非常に便利な代物なんですが、
ケビケビは時々登り損ねて引っくり返って後頭部をぶつけたりしています。
自然界ではああいう形で浮いてる陸地ってあまり無いワケで、
いくら傾斜が付けてあったりギザギザ加工してあったりしても
カメさんにしたらやはり登りにくい事に変りないようです。
以前は小さい浮き島を吸盤で固定して足場を作っていましたが、
今の体重だと支えられそうにありません。
「何か上がり台になるような物は作れないかな。
縁側の上り口にある沓脱石(くつぬぎいし)みたいな…」と考えていたところ、
ホームセンターで買った煉瓦と川で拾った石が目に留まりました。
空いてる方に上れるように、L字型に並べた浮き島の真ん中に置いてみたら
これがなかなか好評のようです。
「上がるの楽チンになった」(ケビケビ談)
今ではすっかり定着しています。
でも、時々ケビタがドォ~ンと真ん中で足を投げ出して甲羅干ししていて、
これではさすがにお手上げ。ケビジは上がり台にすら登れず
ケビタのお尻を見つめながら「上がれないなぁ」という顔で躊躇していました。
空いてるスペースにケビジをこそっと乗せてみたところ
ケビタがギロッとひと睨み。ケビジは嫌がって水中に飛び込みました。
ところがその後、ケビタが何やらゴソゴソと横に移動し始め、
空いたスペースにすかさずケビジが登りました。
もしかしたらケビタは、ケビジのために場所を空けてあげたのかも!?
と、こんな感じで上がり台として重宝しているこの石ですが
今ではケビジのベッドにもなっています。
これが相当お気に入りらしく、最近は毎晩ここで寝ています。
カメさんは肺呼吸だから寝ていても時々水面から鼻先を出して呼吸するので
底の方で寝るとイチイチ呼吸しに上ってこないといけないけど、
これだと顔を上げるだけなので「楽チン♪」(ケビジ談)
まさかベッドになるとは!!
何度か偶然乗ってる内に「あ、何かここ良いかも」と思いついたのでしょうか。
次はどんな事を思いつくのか見てみたくて、
何か投入できる小道具は無いかと思案する毎日です。