甲羅干シストのケビジは、のんびりゆったり干し干ししたい。
でも、隣家のケビタは生来の落ち着きが無い性格ゆえいつもワサワサしてて、
浮き島に上ったかと思ったら、吸盤をガジガジしてダイブ、
また上ったかと思えば、空中をパクパクしてダイブ。
何がしたいのかよく分からないけど、労を惜しまず上ったり下りたりを繰り返し
兎にも角にも落ち着きが無い。
齧る。
這い回る。
右往左往する。
飛び込む。
「鬱陶しいなぁ・・・」
あからさまな迷惑顔から心の呟きが聞こえてきそうなケビジであった。