今年もまたそろそろあの季節がやってきて
先月、桜の花が散り始めた頃からまたボチボチと公園通いを始めていたケビジ。
この頃は学校の休校やテレワーク、外出自粛の影響で平日でも公園は朝から大賑わい。
なもんで、私のバイトが休みだったこの日はうんと早い時間にやって来て
朝日を浴びながら公園を闊歩。
ベンチの下でひと休み。
相変わらずマイペースで「あらカメさん、お散歩?」なんて声を掛けられるんだけど。
そうです。目的は・・・
コレです。一番下のは4.7cmの特大サイズ。
今回はホリホリを始めて1時間以上経っても産卵せず大難産卵だった。
去年の夏、最後に産卵した後も何となくまだ抱卵してそうな気配があって
ずっと気になってたんだけど、まさかタマゴが詰まってて出したくても
出てこないなんてことないよね!?
思わず「ケビジ~!(お腹)ギューッ!ってしてごらん!」って声を掛けたら
本当に頭を引っ込めて「ギューッ!」ってし始めて、ほどなくして無事産卵。
あれっ、言葉が通じた!?・・・まぁ、偶然だったんだろうけど。
無事にタマゴが出てきて本当にホッとしたのも束の間、
いつもなら産卵を終えた後はタライ食堂で「埋め埋め」の動作をしながらも
フードに食い付くんだけど、今回はフードに見向きもせず。
水槽に戻ってからもちょっといつもと様子が違ってた。
お尻の辺りが気になるのか、埋め埋めし足りないのか、どっち?
その後もしばらくモゾモゾしてたけど、そのうち通常モードに戻って夜はグッスリ。
ケビジの産卵が終わって「やれやれ」と一息つこうとした時、
ケビタから「タマゴできたかも」って顔をされ、またまた公園へ。
今度はケビタの公園通いが始まり、大きな穴を掘って「さぁ産卵」と思ったら
突然ホリホリを止めてみたり、振り返って掘った穴を覗いてみたり。
そしてまたバイトが休みの日。朝日を浴びて闊歩するケビタ。デジャブ。
しかし、朝からフードをモリモリ食べて産卵に臨むカメって聞いたことないな。
「たまにはよそのカメ達さんみたいに家の中で産んでみたら?」と
室内に放ってみると、やっぱり唯一興味を示すのはネコのブンタの爪とぎ。
でも「掘れない」と悟ると家中を忙しなく歩き回り、根負けしてまた公園へ。
産卵目前までいってはゴミ収集車の音にビックリして止めてしまったりして、
何度目かの挑戦でようやく産卵に漕ぎ着けた。
ただ、今回はケビタもいつもと様子が違ってて、タライ食堂でもフードに目もくれず
一心不乱に埋め埋め。食べ物を前にして食い付かないケビタは初めて見たかも。
ケビタは6個。
水槽に戻るとさすがに通常モードになって「何かくれ!」と言うので
またタライ食堂に移したら再び埋め埋めモードに。
産卵後はちょっと埋め埋めしたところで強制帰宅させてしまうから、
たまには心ゆくまで埋め埋めさせてあげないといけないかな。
◆ワビ・ガブ◆
【4/30】
この日もワビだけ。
ガブちゃん、早く元気な顔を見せておくれ。