カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆朝な夕な

朝6時。起きるのがいつもよりちょっと遅くなって

「そろそろケビケビを起こさなきゃ」と思ってケビケビ部屋に行ってみると

鼻ちょうちんをくっ付けて爆睡してるケビジと

薄暗い中でせっせと残飯探しに勤しむケビタの姿が。

部屋の照明と水槽のライトを点けてしばし待機していたら・・・

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「あ、ケビジ起きた」

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ケビタが何より心待ちにしてるゴハンタイムだけど、

今あげてるのはフード8粒とおやつだけ。

質素な朝ゴハンはあっという間に終わり、あとは夕方のおやつタイムを待つばかり。

さっさと甲羅干しを始めるケビジと違い、延々とネバって残飯探しをするケビタ。

うっかり目が合うと何かを期待してすぐにすり寄ってくる。

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何かもらえると信じて疑っていない。

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思わずゴハンをあげてしまいそうになる一途な瞳。

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この瞳が後ろ髪を「グワシッ!」と掴んでくるけどそこはグッと堪え

心を鬼にして部屋を出て、しばらくして様子を見に行ってみると

渋々甲羅干しを始めてたけどその顔は何となく不満げ。

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夜は夜でまた朝と同じ光景が繰り広げられていた。

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ケビケビ、朝と夜の区別、付いてるかな?



◆ワビ&ガブ

【2/12】

ワビ。
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◆絶賛脱皮中

断食期間が目前のケビケビ水槽、現在の水温設定は18℃。

ゴハンは配合フード8粒とパン等のおやつ少々。

この頃は外は寒くてベランダ日光浴も出来ないし、室内散策もさせてないから、

ゴハンが終わったらもうあとは「干すしかない」って感じ。

 

朝からオチリを中心に温めながらガンガン干しまくってるケビジ。

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ケビタもやっぱりオチリ中心。コレ、もしかして腸を温めて消化を促してる?

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前に回り込んでみたら浮き島の固定バーにアゴを乗せて寛ぐケビジ。

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ケビタ、以下同文。

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こうして仲良く日がな一日干しまくり、紫外線ライトも同時に新調したのに、

何故かケビジだけが凄い勢いで脱皮してて、

毎日1枚のペースで剥がれた甲羅が水中でプ~カプカ。

これがケビタの場合だと、自分の甲羅ですら煎餅感覚でバリバリ食べちゃって

殆ど消化せずそのまんま出てくるもんだから

たまに水中が甲羅の欠片だらけになっちゃって掃除するのがタ~イヘン。

腹が満たされれば何でもヨシのケビタと違ってケビジはそこまではしないけど、

今は断食前の空腹期。さすがにお腹は空いてるみたいで・・・

 

「おぬし、コレ、ちょっと齧ったね?」

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それにしてもこの時季に何故ケビジだけがこんなにチャッチャカ脱皮するのか・・・

ひょっとして、ケビタってば剥がれた甲羅を目にも留まらぬ速さで

食べ尽してるんじゃあるまいね?

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◆ワビ&ガブ◆

【2/5】

一昨日、日中は暖かかったからワビ・ガブが出てきていないかと思って

様子を見に行ってみたら、久々に見るワビの姿が。

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もしや、もう目が覚めちゃった?ま、暦の上ではもう春だからね~。

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だけど、まだちょっと寒いからもうちょびっとだけイイコしてネンネしてなさいね。

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◆ヤケ干し

一年で一番辛い絶食シーズン目前のケビケビ。

毎年この時季になるとゴハンは少ないわ、水温は下げられるわ、

寒くてベランダにも出してもらえないわで特に楽しみが無い。

「もう干すしかない!」って感じで、ともすると夕方近くまで延々とヤケ干ししてる。

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本来は水中にいる時より陸地にいる時の方が警戒心が強いハズだけど、

ヤケ干し中は結構本気で寝てるっぽくて、特にケビタは爆睡っぷりが抜きん出てる。

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思わずツンツンして生存確認したくなる。

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オヤツタイムの頃になるとカメ時計のセンサーが働くのか

大抵どっちかが先に降りてきてオヤツの催促をし始め、

そうすると干し干ししてる方も途端に気配を察知して

干し干しを止めてワシャワシャと降りてきてしまう。

ホントは夕方近くになってあれこれ食べて欲しくないんだけど、

そうなったらもうパンやらアンチョビやらを貪り食わないことには寝られない。

 

その名残を口元に付けてるケビジ。

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「ケビジちゃん、お弁当付いてるよ」

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お弁当に反応してる風なケビタ。

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そう言えばケビタは普段何でも丸飲みだからお弁当すら付けたことがない。

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今夜は松花堂弁当を食べてる夢でも見てるかもしれないケビタなのだった。


◆真冬の日光浴

プチ冬眠に向けてヒーターの水温設定を徐々に下げられてるケビケビ水槽。

水中が肌寒くなってきたせいかこの頃は朝からやけに熱心に干し干ししてて

お昼を過ぎても爆睡しつつ延々と干してる時も。

ケビケビがいるのは北側の部屋で冬は特に寒いんだけど、

今年はやっぱり暖冬なのか昼間は10℃を上回る日が多くて

風が無ければ室内よりも外の方が暖かかったりもする。

せっかく外がポカポカ陽気なのに寒い部屋で人工のライトで干し干ししてるなんて

何だか色々もったいない。気持ち良く干してるところを悪いけど・・・

 

「ケビジ~、ちょっとおいで」

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一足先に放り出されたケビタ。ものの数分で既に大股開きで日光浴を満喫してる風。

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ケビジもサンダルの上に鎮座して干し干し開始。

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最初は仏頂面してたけどポカポカ陽気に誘われて思わず伸びるアンヨ。

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ウットリ♡

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しばらくすると陽が陰ってきて、それと同時にケビタがそろそろ

日光浴に飽きてきたのかウロウロし始めた。

ケビケビが縦一列に並んだところで何となく撮ってみた鏡餅風ショット。

 

「体型もまん丸でお餅っぽいしね~、ウヒャヒャ」

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「いやいや、モデルが良いから可愛いね~♪はい、もう1枚撮るよっ!」

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ポーズを決めて記念撮影(?)が終わったところで陽が陰っちゃったから

ひとまずケビタを撤収。

 

「ケビジももう帰ろ~!」

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「干し干しサイコー!」と思った頃に回収されて目がテンになったケビジなのだった。

◆フルーツ三昧

このお正月はケビケビにお節を振る舞わなかった代わりに、

フルーツを少しだけお裾分け。

元旦にご賞味いただいたのはエクアドル産バナナ。

バナナは子亀時代にあげたっきり食べさせてなかったけど、

確かケビジは当時偏食気味だったから全然食べなくて、

ケビタは食べてはみたものの「ネトネトして食べにくい」みたいな顔してたっけ。

さて、今回はどうかな?

 

ケビタは迷う事なく食い付いたけど・・・

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狙いが外れて食べ損ねるのはお約束。

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「ケビジ~、バナナ食べる?」

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次の日はミカン。

これも確か昔は「何じゃコリャ?酸っぱ!ペッペッ!」的な反応だったけど、

ある程度成長して大人になってからあげた時には食べてたはず。

 

「ケビタ~!昔、ミカン食べたの覚えて・・・」

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「ケビジ~!ミカ・・・」

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「ミカンで騙された」と思っていたかどうかは定かじゃないけど、

数日後にイチゴをあげてみたら寄り目になるほど慎重に吟味してたケビタ。

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おんなじ顔して吟味してたケビジ。

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お節代わりのフルーツ三昧イベントも終わり、

今年もまたナンチャッテ冬眠に向けて水温をちょっとずつ下げつつ

ゴハンの量を減らされてる事にそろそろ気付き始めて

嫌な予感を感じ取ってるであろうケビケビなのだった。

 

ミカン・デビューはこの時↓

tarojiroko.hatenablog.com

 

 

余談ですが・・・

前回の記事がSmartNewsのどこかに掲載されていたらしく、

いわゆるスマニュー砲がやってきました。

常日頃見慣れないアクセス数の多さに「コ、コ、コワイよぅっ~」と思いつつも

折角だからどんな風に掲載されてるのか見たい気もして記事を探してみたものの

結局どこに掲載されていたのか特定できないまま時間だけが過ぎていき

その内にアクセス数は平常モードに。

嵐のようにやって来て、また嵐のように去って行った

年頭のスマニュー事件でした。

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スマニューからお越しいただいた皆様、

このようにカメしか出てこないコアなブログですが楽しんでもらえたら何よりです。



 

 

◆巨大過ぎたエビ

新年あけましておめでとうございます。

なんと6年目に突入してしまったカメづくしです。

更新頻度は緩やかに下降気味だけど、

停滞しない程度にマイペースで続けられたらと思ってます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

今年のお正月は特段ご馳走が出るわけでもなく、いつも通りに過ごしていたケビケビ。

ちょっと不憫なので特大エビを1匹ずつ進呈。

ぶきっちょなケビタと違っていつも器用に早食いするケビジだけど、

今回はエビが大き過ぎたのか置いた位置が悪かったのか珍しく難儀してた。

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反動で遠くに飛ばされてしまったエビを元の位置にセッティング。

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気を取り直してもう1回。

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弾き飛ばされたエビを再度セッティング。

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徐々に鼻息が荒くなるケビジ。

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何故か意気込めば意気込むほど口に入らない巨大エビ。

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もうエンドレス。

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思わず天を仰ぐケビジ。

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何度目かのチャレンジでようやくありつけたものの、大き過ぎて吐き出す始末。

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「今年はお腹いっぱい食べられますように!!」

                ケビタ ケビジ

 

◆とめどない食欲

朝っぱらから「バッシャ!バッシャ!」と見事なデュエットを奏でるケビケビ。

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朝は朝でゴハンとパン、午後は午後でパンやらエビやらアンチョビやら食べてるのに

顔を見る度にこうして食べ物を要求してきてキリがないから

時には気分転換でベランダにポイポイッと放り出してみたり。

気温が低くてベランダに出られない日には部屋の中で放亀してみると、

ケビジはキッチンをウロついたり脱衣所に行って引っくり返っていたり

家中を縦横無尽に歩き回り、ゴハンの事は忘れてそれなりに楽しんでる風だけど、

ケビタはというと広範囲に動き回ると言うよりどうやら密かに食べ物を探してる様子。

この日はベランダから帰ってくるなり一目散に膝の上に乗ってきたから

「珍しい事もあるもんだ」って思ってたら、お目当ては観葉植物の葉っぱだった。

膝から降ろされた後も葉っぱに食らいつこうと目一杯首を伸ばしてる。

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とは言え、観葉植物には毒性があるものも少なくないから慌てて止めたんだけど、

よく見ると既に齧られた跡が。

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その後、とっ捕まえて口元を見ると、青臭い匂いをプンプンさせながら

葉っぱの破片をくっ付けてたケビタなのだった。

 

 

◆ワビ&ガブ◆

今日はワビ・ガブのところに行ってみた。

冬眠中だから姿は見えないけど、無事に来年の春を迎えられるように

「元気に年越ししようね」と声を掛けた。

 

 

今年もカメづくしを読んでもらってありがとうございました。

こんな調子ですが来年もまたゆるゆると続けていけたらと思ってます。

皆さん、どうぞ良いお年を~!!