ケビタの水槽では、フィルターやスロープや温度センサーや
諸々の備品という備品が次から次へ壊されていく。
サーモや冷却ファンはセンサーを齧られて何度買い換えたか分からないし、
ヒーターはどんなに吸盤で固定しても齧られ外され壊され・・・
途中で「もうエエわ」と諦めの境地に達してからは
敢えて吸盤を外して直置きするようになった。
本当は水流のある場所に固定した方が良いんだけど、
ヒーターのカバーは分解するのに難儀するほどカチッとハマってるから
少々突っついたところでそう簡単には外れまい。
カバーを外して直に触らなければヤケドもしないだろうし。
とタカを括っていたら・・・
そこへ「ヌッ」と現れる破壊王。
素知らぬ顔をする破壊王。
何やら文句を言う破壊王。
文句を言いたいのはこっちだけどね。
一方、抱卵疑惑が払拭されず、枯れ葉が舞うこんな時季に
公園に連れて来られたケビジちゃん。さすがにもうタマゴは作ってないと思うけど、
何せ11月末に背中にカイロを背負って産卵した実績を持つ産卵王だけに
まだまだ気は抜けない。
公園に着くなり蚊がまとわりついてきてケビジの甲羅にピトッ!
甲羅だから刺されやしないだろうけど、反射的にバシッと叩いてしまった。
「さあ、タマゴがあるなら思う存分産んでおいで!」
「ハテ?何で今頃公園に?」って顔で30分ほどウロついて
家路に着いたケビジなのだった。
◆ワビ・ガブ◆
【10/14】
今日はガブだけ。