前回、ケビジの産卵を優先したためホリ場探しの途中で強制帰宅させられたケビタ。
翌日はあいにくの雨で2日ほど経って再び産卵チャレンジにやって来た。
せっかく雨が止んで良い天気なのに、土が乾ききっていないせいか
ウロウロ歩き回ってばかりでなかなかホリホリしようとしない。
歩き疲れてベンチの下でひと休みするケビタの横にはナゾの漬物石が。
色といい、大きさといい、パッと見、どっちがどっちか分かんないな。
「漬物石が2つ?」
その翌日はまたまた雨。でも、そんなの知ったこっちゃないケビタは
「外行くー!」と暴れてはバランスを崩して引っくり返り
そのまま凄い勢いで背中から水中に「バッシャーン!」と転がり落ちて
それを何度も繰り返すもんだから、この時季のケビタの甲羅は傷だらけ。
たまに浮き島の上で引っくり返ったまま大の字になってることも。
そして、そのまた翌日。ドアの隙間から視線を感じて部屋を覗いてみたら
やけに静かに、でも熱い眼差しでこちらを見ていた。
「もしかして、公園に行くの待ってるの?」
この日は早朝バイトが休みだったからリクエストにお応えして早速公園へ。
妙に気合が入った様子で園内を闊歩するケビタ。
ふとその背後を見ると見覚えのあるニャンコの姿が。
確か一昨年とその前の年にもここで会った子だけど、
何故かいつもケビタの時に出会うんだよね。
2年ぶりの再会を果たすカメとネコ。
以前と同じくニャンコの方は興味津々でケビタの後を付いてくるけど、
ケビタは全く意に介さず。脇に生えてるキノコにも目もくれず歩いてる。
ヨシッ、今日は本気モードだ!
「ネコさん、またね」
そのままの勢いで産卵に突入。今回は6個。
これで去年と同じ5回目の産卵を終えたケビタ。
◆ワビ・ガブ◆
【7/8】
背中から登場のワビちゃん。
ユラ~リ。
スローモーションで回転。
接近。
ひとり浅瀬で食べるワビと「ズルいズルい」と群れる鯉たち。