カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆恐るべき器用さ

猫のブンタの手術やらケビケビ部屋のリフォームがあったりで

あっという間に9月が過ぎ去って、ブログの更新も随分と間が開いてしまった。

さてさて、ケビケビはと言うと、8月アタマで怒涛の産卵シーズンも終わり

やっと日常が戻ってきたご様子。昼間は陸地で干し干し、夜は夜でスヤスヤ寝てる。

夜中にこっそり覗いてみたら、仲良く同じ格好で寝てた。まるで鏡のような2カメ。

 

産卵シーズン中も食欲はモリモリだったけど、ある日おやつをあげようとして

ケビケビ水槽に近づくとケビジが驚いたような顔をして硬直してしまった。

 

「おーい、おやつ食べないの~?」

 

後で気づいたけど、この時私が青いシャツを着てたもんだから、

青い色が嫌いなケビジは嫌がって逃げて行ったのだった。

以前はケビタも同じように逃げていってたんだけど、近頃はちょっと克服気味なのか

この時は逃げずにガン見してた。食欲が恐怖心に打ち勝った瞬間か?

 

そんなケビタだから食欲の秋になると少々の量では食べ足りなくて

年中ぶくぶくを引っくり返しては残飯を漁ってるんだけど、

ある日ケビケビ部屋に行ってみると、ケビタがぶくぶくを分解して

中のマットをかじって食べてるところに遭遇!大慌てで引き剥がしたけど、

ちょっと食べられてしまったと思う。くぅ~・・・。でも、早く気付いてよかった!

 

途中で没収されてご機嫌ナナメのケビタ。

 

「どんだけ食べたん?」

 

その翌日、排泄したものかどうか定かじゃないが、かじったマットらしき欠片が

少しだけ水中を漂っていたのですぐさま回収。買い置きしてた新品と取り替えて

しばらく様子を見てみたけど、さすがにこれは開けられないみたいだった。

今までの経験を踏まえてリスク管理には気を遣ってるつもりなんだけど、

ケビタのやることはいつもこちらの想像のナナメ上を突いてくるのよね・・・。

今回の敗因は、ぶくぶくが経年劣化で噛み合わせが緩くなってたことに加えて、

ケビタの指先の器用さが相まって分解されてしまったと思う。

カメの器用さ、侮るなかれ。