カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆早くもシーズン到来

一時期の何も食べなかった頃に比べたら若干食欲が戻りつつあるケビジ。

朝は食欲が無いらしくて殆ど食べず、夕方近くになると

「何かちょっと食べようかな?」って顔するもんだから

この頃はケビタは朝、ケビジは夕方で別々に食べるようになってる。

 

この日も夕方、タライ食堂でゴハンを食べたケビジ。

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その様子を上から見下ろして不満を漏らすケビタ。

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反対にケビタが朝ゴハンを食べてる様子を見つめるケビジ。

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ここ数日はロクにゴハンも食べず、干し干しもせず、ひたすらガーッと泳いでいたり、

こうしてフィルターの下に潜り込んで暴れたりしてる。

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かと思ったら大人しく干し干ししていたり。

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うすうす感じてはいたけど、これはもしや抱卵してるのでは!?

試しに体重測定してみたらドーンと100g以上増量してて予感は確信に変わった。

というワケで久々に公園へGO!

ついでに三分咲きの桜と一緒にパシャッと記念撮影で思わず遠い目になるケビジ。

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今年初の産卵チャレンジ初日の昨日は雨が降り始めて中断、

今日は子供たちに追い回されて残念ながらホリホリの途中で断念。

でも、きっと一両日中には産卵しそうな、たいそう気の早いケビジなのだった。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ お知らせ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

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◆底なし胃袋対策

このところめっきり食欲が落ちて干し干しばかりしてるケビジ。

おやつのアンチョビやニンジン、ササミなんかはちょろっと食べることもあるけど、

フードは殆ど食べない。

 

「今日もゴハン食べないですか?」

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でも、具合が悪くて食べないって感じはしないからあまり心配はしてない。
大体いつも春先はこんな感じで食欲が落ちてそのまま産卵期に突入するので、

今年もそのパターンかな?

 

そんなケビジを尻目に、年中無休で食欲全開のケビタ。

この子はまたどれだけ食べても際限なく食べたがる底なし胃袋の持ち主で

以前、サーモのビニールカバーを食べられてしまったんだけど、

実は買い替えた直後にまたやられてしまって

強化したケビタガードも敢え無く外され、ビニールカバーは跡形もナシ。

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念のため、メーカーに問い合わせてみたら、カバーが無くても

ガラス管にヒビや割れが無ければ使用に問題は無いそうなのでこのまま使ってる。

いや、むしろもうこのままの方が安全だし。

因みに消えたビニールカバーは2つとも未だに出てきてなくて、

これが目下一番の心配のタネ。

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ケビタの食欲ときたらちょっとやそっとフードを増量しても焼け石に水で、

おやつをあげてもほぼ丸飲みだし、これじゃ消化にも良くないから、

パンも野菜も出来るだけ細かく千切ってあげてなるべく時間稼ぎすることに。

その方が多少なりとも満腹感が得られるような気もするし。

 

「ほら、いっぱいあるからゆっくりお食べ」

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しめしめ、手こずっとるわ。

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「この方が何回も食べられて満足感アップでしょ?」

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こうして夕方のおやつを食べ終わったら消灯時間。

部屋が暗くなったらケビジは即寝てしまうけど、

ケビタは暗闇の中でもしぶとく残飯探ししてることがある。

 

さて、この日も夜寝る前に恒例のケビケビ・チェックをしてみたら、

ケビジはやっぱりもう夢の中。

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で、ケビタは・・・?

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やっぱ起きてたか。

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朝ジャナイデスヨ。早よ寝れ。

 

◆採れたて野菜イロイロ

去年の秋にケビケビ農園に仲間入りしたイチゴちゃん。

専用の肥料を与え、寒さ対策の藁を敷き、何とか枯れずに冬を越し、

かなり小ぶりではあるけれどようやく2粒実りました。

これは人間とケビケビとで仲良く分け合って味見せねば!

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「ケビジちゃーん、イチゴが出来ただよ」

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例によって口に入れる前に穴が開くほど凝視。いいから早よお食べ。

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視界に入るや否や突進してきて吟味するいとまが無いケビタ。

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実は少々硬めではあるものの甘酸っぱくて美味しく、

あっという間に各々のお腹の中へ消えてしまった。

 

こちらはいつものコマツナ、チンゲン菜、そしてニンジンの赤ちゃん。

上に写ってる黒い影は黒猫のブンタ。

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「ケビジ~、ニンジンだよ」

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スーパーで買ってるのと違って無農薬の採れたてなんだけど、

野菜に飽き気味のケビジにはイマイチだったみたいで

食べてるんだか食い散らかしてるんだかって感じ。

その様子を見て暗闇で猛アピールしてるケビタ。

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「ケビタ~、採れたてのニンジン食べ・・・」

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最初こそポリポリ齧りながら食べてたけど、途中からほぼ丸飲みで

これもまた一瞬でお腹の中へと消えていってしまったのだった。

 

ニンジンを食すケビケビ動画はコチラから↓

 

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◆脱皮中のルーティン

寒い時季には朝ゴハンを食べないことが多いケビジ。

食べるペースは大体1日おきで、量も夏場に比べると極端に少ない。

まぁいくらヒーターや暖房でぬくぬくしてるとは言っても、

本来は冬眠して活動停止してる時季だから無理もないんだけど。

食べたくない日にはさっさと干し干しを始めて・・・

 

「おーい、今日はゴハン食べないの~?」

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分かりやすい「ゴハン要らない」アピールをする。

ゴハン要らない」ってケビタは口が裂けても言わない言葉だろな~。

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また別の日の朝。

 

「あれ?今日も食べないの?」

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普段、ケビジの食べ残しはケビタに片付けてもらうんだけど、

食べないとなると食べ残しも出ないからその分ケビタのフードは減ることになる。

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こうして朝から干し干ししては水中にダイブし、また上陸しては干し干しを繰り返し、

時々フィルターのシャワーパイプを孫の手代わりに背中をカキカキして

甲羅の脱皮を促すもんだから、パイプは外れて転がってるし、

反動でフィルターは押し上げられてナナメになっちゃうし、

隠してあるサーモは引っ張り出されてブ~ラブラ。

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カキカキしてる間は「ガッタン!ゴットン!」と凄い音がするので、

またケビタが暴れると思って「うるさいよっ」って文句言いに行ったら

言いがかりを付けられたケビタは「へっ?」って顔で干し干ししてたりする。

 

そして、これは熱心な干し干しとカキカキの成果。

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これでまた0.001ミリくらい大きくなったのかしら?

もうすぐ9歳、まだまだ成長が止まらないケビジなのだった。


 

◆没頭するカメ達

 早朝バイトがお休みだった日、いつもより遅めに起きてケビ部屋に行ったら

まだライトも暖房も付いていない暗くて寒い中で

ケビジが早々と浮島に上陸して干し干ししていた。

いつもは起きてすぐに暖房のスイッチを入れるから

「そろそろぬくぬくになるハズ」と思ってフライングで上陸したと思われる。

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熱心に干し干ししてる甲斐あってケビジの甲羅は目下絶賛脱皮中。

ケビ部屋から「ガッタン!ゴットン!」と騒がしい音がしてきて

「またケビタが暴れてるな?」と思って行ってみたら

ケビジが甲羅をフィルターにゴリゴリ押し付けてる音だった、なんてこともあったり。

皮膚や甲羅の脱皮中はムズ痒くなるのか、甲羅をその辺の物に擦り付けて

脱皮を促してるみたいで、こんな大きな甲羅が剥がれてることも。

 

「コレ、落ちてたよ~」

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ケビジが干し干しに没頭してる間、それほど干し干しに熱心じゃないケビタは

別のことに没頭してたりする。 

こちら、ケビタ水槽の浮島。上ったり下りたりした形跡はあるけど姿はナシ。

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何してるのかと思ったら残飯漁り中だった。

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「おい、ケビタッ!」

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「ちょっと来たまえ」

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ぶくぶくを引っくり返されると水の浄化性能が落ちるから止めてもらいたいんだけど、

何回説明しても一向に聞き入れられず、暇さえあれば引っくり返して残飯を漁ってる。

時には器用に立ててることも。

 

「何やってんだい?」

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ここまでくると、最早完全にその機能を失ってるぶくぶくさん。

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ケビタとの根競べ、勝てる自信が無くなってきた・・・

いや、知恵比べすら危ういかも。

 

 

◆愛亀に手を噛まれるの巻

それは1週間前の夕方。

ケビタが水温系のセンサーを固定するキスゴムを外してしまい

水底に沈んだキスゴムを回収すべくスポイトで手繰り寄せようとしていた時、

フィルターの水流でフワフワと漂うキスゴムにすっかり気を取られていたら

突然、左手の小指に激痛が!!慌てて小指を見ると、

まるでスッポンの如く食い付いたケビタが指にぶら下がっていた。

 

「ギャーッ!!痛-----い!!!」

 

気が動転してて記憶が定かじゃないんだけど、

咄嗟に手を水中に沈めつつブンブン振り払って

どうにかスッポン・・・じゃなくてケビタの噛み付きから逃れて

兎にも角にも流水殺菌してエタノールで消毒した後、患部を押さえて止血。

まぁ痛いのなんのって、肉片もがれたかと思った~。

 

だけど、ケビタは豪快そうなイメージとは裏腹に元来臆病な性格で、

ウチの子になって約9年の間に攻撃的に指を噛んだことは一度も無い。

ただ、お腹が空くと目の前のものが全て食べ物に見えてしまうみたいで、

何でも齧ってしまう困った癖が。

スポイトをガジガジされて掃除を妨害されるなんてことは日常茶飯事。

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食えないよ。

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噛み付き事件の2日前にもヒーターのセンサー部分のケビタガードが外されて

ゴムの被膜も剥がされてセンサーが剥きだしになってたことも。

元々少し齧られてたけど2/3くらい残ってたはずの被膜は

跡形もなく消えてしまってて、どうやら誤食してしまったらしい。

心配になってカメの異物誤食についてネットで調べていたら

「腸で詰まる恐れがあるのでフードは控えめに」とあったので

フードの量をいつもより若干少なめにしてた。そんなこともあって

ただでさえ腹っぺらしのケビタにとっては耐え難いほど空腹だったのだと思う。

後になって思ったことだけど、あの直前に甲羅をガラス面に激しくぶつけて

「なんかくれー!なんかくれー!」って猛アピールしてたもんなぁ。

 

翌日からフードとおやつの量を少し増やしたら

すっかり落ち着いて朝から干し干しをするようになったケビタ(右)。

食へのこだわりが薄いケビジ(左)は毎朝ガンガン自主干しに励んでる。

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9年もお世話しててすっかり分かってるつもりになってたけど、

フードの適量を見極めるって難しいな~。まだまだ修業が足りませぬ。

 

「この度は申し訳ないことをしました <(*_ _)>」

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こうして自らの体を張ってフードとおやつの増量を勝ち取ったケビタであった。

噛まれた指もやっと傷口が塞がってきたし、

あとは被膜のゴムが早く出て来てくれることを祈るのみ!

 

余談だけど、水換えに備えて傷口を早く塞ぎたくて

「傷が早く治る絆創膏」みたいなものを買ってみたんだけど、

注意書きをよく読んだら「動物に噛まれた傷」は対象外だって。

「そういうのは普通の擦り傷とかじゃないとダメなんじゃない?」っていう母の忠告、

聞いときゃよかった~。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆カメズへのお年玉

今年のお正月もお節を食べさせてもらえなかったケビケビ。

去年はケビタのみならずケビジ水槽でもチラホラ尿酸を見掛けるようになって、

しばらくおやつのエビやアンチョビはセーブしてたんだけど、

ケビタからの激しいアピールを受けて特大エビを少しあげることに。

何となくお正月っぽいしお年玉ってことで。

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早速、お年玉を発見したケビジ。

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「んっ、どした?」

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「食べて良いよ」

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こちらはケビタ。猪突猛進で指を目掛けて襲い掛かってくるもんだから、

コーフンし過ぎてお年玉が目に入らず。

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そのまま上陸。あ~あ、お腹でプレスされちゃった。

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のしエビになっちゃった。

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今年も元気でいてくれますように!!