カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆ぶくぶくリニューアル

今年は師走に入ってからも比較的暖かくて暖冬になるのかと思ってたら

寒波の到来で急激に寒くなって、結局いつもと大して変わらない寒~い冬に・・・。

ケビジはフードを食べたり食べなかったりで半冬眠モード、

ケビタは寝てる時間が多い割に相変わらずの食欲で

真夏と同じ量をペロリと平らげてる。暗くなったら即寝るケビジとは違って、

ケビタは夜中でも真っ暗な中で水中をウロウロしてたりするから

運動量は足りてるのかもしれないけど、メタボは大丈夫なのか?

 

寝入りばなのダブル鼻ちょうちん発射の瞬間のケビタ。

 

ケビジはいつも通りぶくぶくをベッド代わりに爆睡中。

 

そんなケビジには悪いんだけど、ケビタのぶくぶくマット誤食事件を受けて

ぶくぶくをニューフラワーからロカボーイに置き換えることにした。

 

前のと同様に下の層は納豆菌付き濾材を詰め替えて設置してみると、

ケビジはぶくぶくが替わったことは全く意に介していない様子だったけど、

ケビタはぶくぶくが見慣れない形状になったことにすぐに気付いた模様。

 

「何でもないからお気になさらずに」

 

「変わってないよ(機能的にはね)」

 

誤食したぶくぶくのマットは食べた翌日辺りに少しだけ出てきて、

残りは3ヶ月経ってようやく排出された。ロカボーイは嚙み合わせが比較的

カチッとしてはいるけど、ケビタのことだからその内この難関もクリアして

こじ開けてしまうかも。だからこのまま完全リプレースするか、

前のぶくぶくとかわりばんこにするかはまだ考え中。

ぶくぶくをベッドとして使ってたケビジにも意見を聞いてから決めるとするかな。

 

 

そんなこんなで気付けば2023年も明日で終わり。

ブログの更新頻度は更に減って息絶え絶えではありますが、

今年もカメづくしを読んでくださってありがとうございました。

みなさん、お身体に気を付けてどうぞ良いお年をお迎えくださいマセ!

 

◆ケビケビ・カレンダー2023

今年もまた例年に輪をかけてドタバタな師走を迎えているtarojirokoです。

何はさておき、2023年版のケビケビ・カレンダーが完成しましたのでお知らせです。

今回はこんな感じに仕上がりました↓

 

もし、カレンダーご希望の方がおられましたら

当ブログの右サイドバーにあるメールフォームからご連絡ください。

(注文歴があり当方のメールアドレスをご存じの方は直接メールでOKです。)

TOLOTのサイトから直接注文も出来るようになったみたいなので

ご希望であれば注文用のURLとパスワードをお知らせします。

ただ、注文にはTOLOTの会員登録が必要になるので、

「会員登録はしたくないなぁ」という場合はこちらで注文発送手配しますので

その旨お知らせください。

 

以上、取り急ぎカレンダー完成の告知でした!

 

◆カメ的秋の日の過ごし方

ここ数年、ベランダ干しがあまりお好みじゃないケビジさん。

浮き島で自主干ししてはいるものの、脱皮しかけの皮膚が体のあっちこっちに

くっ付いてヒ~ラヒラ。喉元のヒラヒラはまるで仙人のヒゲみたい。

 

「たまにはケビタと一緒に外干ししておいで~!」とベランダに放り出したら

鼻を突き合わせて急接近する2カメ。

 

近寄り過ぎて小競り合いになることも。

 

最初は気持ち良さげに干し干しするものの、10分も経つと早々に帰宅しようとする

ケビジ。

 

と思ったら途中で気が変わったのかそのまま固まってしまった。

 

部屋の中ではネコのブンタのじゃらしを発見して興味津々で食い付くケビジ。

 

キッチン周りや洗面所を徘徊することもあるけど、結局は自分の水槽の前に

たどり着いて固まってることが多い。

 

もしや、自分の部屋(水槽)に帰ろうとしてスタンバってる?

 

すっかりインドア派になってしまったケビジなのだった。

一方、ケビタのベランダ干しは長過ぎて時々ベランダに出してることを忘れてしまう。

「あ~っ、ケビタ大丈夫かな!?」と慌てて様子を見に行くと

テーブル下の半日陰で快適そうに寛いでた。

 

相変わらずマイペースなケビケビなのであった。

◆恐るべき器用さ

猫のブンタの手術やらケビケビ部屋のリフォームがあったりで

あっという間に9月が過ぎ去って、ブログの更新も随分と間が開いてしまった。

さてさて、ケビケビはと言うと、8月アタマで怒涛の産卵シーズンも終わり

やっと日常が戻ってきたご様子。昼間は陸地で干し干し、夜は夜でスヤスヤ寝てる。

夜中にこっそり覗いてみたら、仲良く同じ格好で寝てた。まるで鏡のような2カメ。

 

産卵シーズン中も食欲はモリモリだったけど、ある日おやつをあげようとして

ケビケビ水槽に近づくとケビジが驚いたような顔をして硬直してしまった。

 

「おーい、おやつ食べないの~?」

 

後で気づいたけど、この時私が青いシャツを着てたもんだから、

青い色が嫌いなケビジは嫌がって逃げて行ったのだった。

以前はケビタも同じように逃げていってたんだけど、近頃はちょっと克服気味なのか

この時は逃げずにガン見してた。食欲が恐怖心に打ち勝った瞬間か?

 

そんなケビタだから食欲の秋になると少々の量では食べ足りなくて

年中ぶくぶくを引っくり返しては残飯を漁ってるんだけど、

ある日ケビケビ部屋に行ってみると、ケビタがぶくぶくを分解して

中のマットをかじって食べてるところに遭遇!大慌てで引き剥がしたけど、

ちょっと食べられてしまったと思う。くぅ~・・・。でも、早く気付いてよかった!

 

途中で没収されてご機嫌ナナメのケビタ。

 

「どんだけ食べたん?」

 

その翌日、排泄したものかどうか定かじゃないが、かじったマットらしき欠片が

少しだけ水中を漂っていたのですぐさま回収。買い置きしてた新品と取り替えて

しばらく様子を見てみたけど、さすがにこれは開けられないみたいだった。

今までの経験を踏まえてリスク管理には気を遣ってるつもりなんだけど、

ケビタのやることはいつもこちらの想像のナナメ上を突いてくるのよね・・・。

今回の敗因は、ぶくぶくが経年劣化で噛み合わせが緩くなってたことに加えて、

ケビタの指先の器用さが相まって分解されてしまったと思う。

カメの器用さ、侮るなかれ。

◆産み納め

7月末のある日、ケビタの「タマゴできた宣言」が発出された。

いつものことながら、食欲が落ちるとか前兆らしい前兆もなかったけど、

もう驚かないよ。だって、ケビタの産卵回数は、今年は7回、去年は8回だから

きっと今年ももう1回産む気だろうと思ってたから。

ケビケビの抱卵期間はどっちもきっちり2週間。今回は前回の産卵から

16日経ってるから、産みたいタイミングとしてはギリギリだったのか

或いは既に限界突破してたのか、公園に着くや否や凄いスピードでホリホリが終わって

あっという間に産卵が始まった。

 

帰る前にアンヨをシャワーしてから帰ります。キャリーがドロドロになっちゃうので。

 

今回は5個。

 

そうこうして8月に突入。ここ数年は8月になってから産卵したことがなかったから

キャリーバッグも洗濯して、「終わった終わった」とすっかり気を抜いてた頃

今度はケビジの「タマゴできた」宣言が!

今年は既に去年と同じ8回産んだはずだけど、今年は記録更新で9回目を狙う目論みか。

 

そんなこんなで、しまい込んでた産卵介助グッズを引っ張り出して酷暑の公園へ。

最初に掘り始めたところはケビジの大好きな木の根元。でも、ここは太い根っこが

何本もあってとてもじゃないけど穴は掘れそうもない。当のケビジはそんなことは

お構いなしに掘り続けてるけど、どうせ途中で「ダメだこりゃ」ってなって

ホリホリ断念→公園中を右往左往→一旦帰宅→再チャレンジの流れになることは

間違いない。でも、暑いの嫌いなケビ母は、何度も行ったり来たりはしたくない。

 

「さて、どうしたものか?」

 

試しに少し離れた場所で別の穴をスコップでホリホリしてみたら、

幸い根っこや石ころもなくて良い穴が掘れそうな感じ。

「ヨシ、ここならいけるかも」と、ダメもとでケビジを素早くそちらに

移動させてみたらこの作戦が見事成功!「最初からここで掘ってましたけど?」

みたいな顔して何事もなかったようにホリホリを続け・・・

 

無事6個のタマゴを産卵。

 

夜は疲れて陸地で爆睡してた。

 

ジャジャーン!今年の産卵内訳↓

 

ケビタ:8回、43個

ケビジ:9回、43個

 

回数は違えども奇しくも同じ数のタマゴを産んでたと。今年もいっぱい産んだねぇ。

今度こそ2022年の産卵シーズン終了。・・・だよね?ケビケビさん!!

 

 

◆おまけ◆

近所の酒屋さんでカメのロゴマークをあしらった素敵なワインを発見!

ラベルのデザインも洒落てるけど、いつも飲んでるのよりもう一段奥深い味わいで

それはそれは美味しいワインでした。

 

◆産卵リレー

早いもので今シーズン7回目の産卵に挑むべく公園にやって来たケビジ。

この日は場所探しも産卵も埋め埋めも超早業で終わったので、

帰宅する前にケビジの足の向くまま気の向くまま好きなようにさせてみることに。

どこに向かって行くのか興味津々で後を付いて歩いてみたものの、

しばらく様子を見ても特にどこに向かうでもなく、公園内をウロウロするばかり。

 

「うん、じゃあ帰ろっかね」

 

意外にも素直に付いて来てると思ったら・・・

 

クルリと踵を返してまたウロつき始めた。ウロウロしてるうちに排水溝に行き着いて中を覗き込んだり。覗いた後で必ず「ヒィィィィーッ!」ってなるくせに懲りないねぇ。

 

産んだのは6個。

 

翌日はケビタの番。大好きなフェンス際をチョイス。

 

産卵後の埋め埋めは毎回「もういいでしょ」っていうくらい念入り。

 

「もういいでしょ?」

 

ケビタも6個。ケビタはこれで今シーズン6回目。

 

7月に入ってもまだ産む気満々のケビタ。この日は掘ってた穴に太い木の根っこが

あったらしく敢え無く途中で断念。名残惜しそうに穴を覗き込むケビタ。

 

翌日、再チャレンジ。

 

「ホント、フェンス際が好きだよねぇ。」

 

この日は早く産み終わったのでケビジの時と同じく気の向くままにさせてみたけど、

やっぱりウロウロするばかりで特にどこかに向かう気配はナシ。

ケビタも呼んだら何となく付いて来る。

 

今回も6個。

 

帰宅後、お風呂に入れてゴハンを食べさせ、

産卵の記録を付け終わって「ふぅ、やれやれ」と思ったら

今度はケビジがまさかの「タマゴできた宣言」。このところ干し干しもしてないし、

てっきりもうタマゴは作ってないと思っていたけど、記録を見てみたら前回の産卵から

ピッタシ2週間。「ありゃまぁそりゃ大変!」と公園に連れて来てみたら

ケビタと殆ど同じ場所をチョイスして凄いスピードでホリホリ開始。

左端はケビタがついさっき産卵したところ。

 

「帰るよ~」

 

ケビジは5個。

 

産卵疲れで夜は陸地で爆睡してたケビジ。

 

ケビジは現時点で既に去年より1回多い8回の産卵を完了。

去年も8回産んだケビタは今年はまだ7回だけど、まだ産む気満々みたいで

産卵を終えて帰宅するや否や次のタマゴの製造に取り掛かってる模様。

一体いつまで産む気なのやら。あな恐ろし。

 

 

◆おまけ◆

「そう言えば毎年公園で会うニャンコ、今年は見掛けないなぁ」って

思っていたら・・・

 

いたっ!

 

元気そうで何よりだニャ~!

◆ケビケビ農園の収穫物

産卵し過ぎて最早どっちが何回目だかわからなくなりそうなほど

産卵シーズン真っ盛りのケビケビ。立て続けの産卵でお疲れ気味のケビタは

ぶくぶくのコードにぶら下がったままブランコ状態で寛いだまま寝てた。

鼻からは鼻ちょうちんが2つでダブルバブル。

 

さて、今年はケビケビ農園でそこそこ立派なキュウリが出来たので食べてみたら

普段食べてるのとは違って味が濃くてそれはそれは美味しかったので・・・

 

お疲れ気味のケビケビにあげてみたら・・・。

 

ほほ~ぅ、無農薬の野菜の美味しさはカメにもわかるのか。

でも残念ながらキュウリはその後ベト病の症状が出て株ごとダメになってしまった。

ほんに無農薬栽培は難しい。

 

キュウリで英気が養えたかどうかは定かじゃないが、

またまた産卵に挑み、産み終わった後の埋め埋め作業に没頭するケビタ。

 

「暑いからそろそろ帰ろう~!」

 

この日は5個。

 

翌週はケビジの番。

 

埋め埋めが終わって去っていくケビジ。この頃にはもう疲れでアンヨがプルップル。

 

ケビジも5個。

 

その翌週、またまたケビタの番。

 

この日は切り株とフェンスの間のわずかな隙間でホリホリを始めたケビタ。

でも、穴は大きくなり過ぎるわ、足場は無いわで、

終いには両足が穴にハマってしまって敢え無く断念。

掘った穴は埋めてあげたものの、本亀は出るに出られず立ち往生する羽目に。

 

この失敗で落ち込んでしまったのかその後はすっかりやる気を失い、

木陰でしばらくボーッとしてたので止む無く撤収。

翌日、仕切り直しで無事産卵。今回も5個。

 

埋め埋めの途中で強制帰宅させると、帰りのキャリーの中でも

帰宅後のタライ食堂の中でも延々と埋め埋めし続けるので

この頃は埋め埋め完了までお付き合いすることに。

全てが終わった時、どこに向かって行くのか興味津々で眺めていたら

家の方角とは違う明後日の方向に歩き出してしまった。

空間認識能力は高そうなのに帰巣本能は皆無なケビケビなのだった。

 

気の済むまで埋め埋めして去っていくケビジの様子はこちらからドーゾ↓

youtu.be