今日はケビコの命日。そして、ケビジが我が家にやって来た日です。
ショップに3頭いたキバラガメのうち、ケビタとケビコは我が家へ、
残った1頭が気がかりで秘かにケビジと名前を付け、時々様子を見に行っていました。
姿を見ると、心配なようなホッとしたような。
「連れて帰りたい。でも、いきなり3頭は…」
「お金出すからケビジを飼って」と友人や知人にお願いしてみたものの
なかなか飼い主は見つからず、心にモヤモヤしたものが残ります。
「ケビジ、どうしてるかな…」
一方、元気いっぱいだったケビコはほどなくして体調を崩し
次第にエサを食べなくなり衰弱していきました。
何とか持ちこたえてほしくて手を尽くしましたが
願いは叶わず1年前の今日、旅立ってしまいました。
心にポッカリ穴が開き、頭の中が真っ白に…
その時ふと、ショップにひとり取り残されたケビジの事が脳裏をよぎります。
でも…
入れ替わりのようにケビジを連れてきて、ケビコはどう思うだろう?
連れてくる、連れてこない、どっちが正解なのか分からず逡巡していました。
「ケビジを迎えに行こう!」
ケビ父の一言に背中を押されショップに向かいました。
事前に電話を入れていたので「予約済み」の張り紙がされていて
どことなくケビジがちょっと誇らしげに見えた気がします。
我が家にやって来た日のケビジ。
マイペースぶりを発揮し、すぐに我が家に馴染みました。
去年8月頃のケビジ(右)。甲長3cm。
約1ヶ月早く我が家にやって来たケビタ(左)とは既にこれだけの体格差が。
写真は、新幹線で移動中のキャリーバッグの中ですが
ケビタなんてこんなところでも脚を伸ばして甲羅干ししちゃってます。
2頭は1年でそれぞれ甲長約14cmと15cmに成長。
「ちょっと育ちすぎじゃないッ?」とも思うけど
新米両親の下でよくここまでスクスク育ってくれました。
京都市水族館で購入したこのマスコット、三つ巴で可愛いので
3頭に見立ててケビコの冥福とケビタとケビジの健康を祈っています。
何か喋ってるみたいです♪
愛する家族であるペットを失って、すぐに次の子を飼う事には賛否両論あるけど、
立ち直るためには悲しむ暇が無いほど何かに没頭する事も必要なのかもしれません。
ケビタとケビジを元気に育てなくては!と世話に明け暮れました。
昨年はケビコと前後して大切な家族を立て続けに失いましたが、
ケビタとケビジはまるでこちらの心中を察しているかのように
愛嬌のある仕草をしたり、ユーモア溢れる行動で笑わせてくれたり…。
笑う事ができると食べる気力が出ました。
誰だっていつ何が起きるか分からないし、明日という日は来ないかもしれない。
悲しい気持ちが消える事は無いけど、遺された者は生きている限り
前を向いて1日1日進んでいくしかないのでしょう。
元気の素はケビケビです。