カメづくし

ノロマ?カワイイ?ユーモラス? 見れば見るほど面白い。知れば知るほどハマっていく。 キバラガメのケビタとケビジの日常を通して奥深いカメの生態を浮き彫りにし、その魅力を掘り下げるカメブログです。

◆傷だらけの産卵

5月初旬、今季5回目の産卵に挑むケビジ。思えば2015年の初産卵から今年で8年目。

ホリホリも手慣れたもので、私が手伝いをしつつギャラリーの人達と喋ってるうちに

いつの間にか穴の中におタマゴがコロリ~ン!

 

この日は前回と同じく6個。

 

その10日後、ケビタの番。

ケビタの場合は、場所さえ決まれば産卵まで漕ぎ着けることが多いけど、

その場所選びにとにかく時間が掛かる。1日のうち午前と午後の2度チャレンジしても

場所が決まらず、何日も公園通いをしてようやく産卵に漕ぎ着けることも珍しくなくて

歩き回って体力を消耗してしまうので、ホリホリの段階で既に息も上がってるし

脚もプルプル。

 

それに、水槽から無理やり出ようとしてバランスを崩し

豪快に転がり落ちるのを1日に何度も繰り返すせいで生傷も絶えない。

後頭部にも傷が出来てるし。

 

腹甲にも。

 

ホリホリの時にバイ菌が入らないように薬を塗って挑んだ3回目の産卵は

いつもよりちょっと少なめの4個。

 

4日後、ケビジの6回目。

 

同じく4個。

 

そして、またまたケビタの番がやって来た。

例によってなかなか場所が決まらず公園内を彷徨ってばかり。明日からしばらく

雨の予報だっていうのに困った・・・。しばらく天気予報と睨めっこして悩んだ挙句、

雨が降る前にもう1回だけチャレンジしてみようと思い立ち

既にウトウト寝てたケビタを起こして夜の公園に。

 

「さぁ、ホリホリ行っといで~」

 

寝ぼけてたのか微動だにせず、タッパーから出る気配ナシ。そりゃそうだよね、

流石に寝てるとこ叩き起こされて「ハイ、そうですか」って産むワケないもん。

諦めて早々に帰宅してこの日は就寝。

 

ようやく雨が止んだのは2日後。

2日も我慢したんだから早々にホリホリするかと思いきや、

まずは水たまりで雨水を爆飲みする野生児ケビタ。

 

この日も彷徨いまくった末、何故か公園の片隅に積み上げてあるゴミの山で

ホリホリし始める始末。

 

「まったくもう!何なん?」

 

そんなこんなで難産だったケビタの4回目は7個。大量大量!

 

産卵後、水中にプヨプヨと漂う、カエルの卵チックな謎の物体が。

 

回収して触ってみると触感はグミ状で、中には卵の胚盤らしきものがあるのが見える。

もしや、これは・・・

 

ケビタのお腹の中では早々と次のおタマゴが製造されているようなのであった。